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2016-09-09 平成28年第3回定例会(第4日) 名簿
2016-09-09 平成28年第3回定例会(第4日) 本文

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  1. 古賀市議会 2016-09-09
    2016-09-09 平成28年第3回定例会(第4日) 本文


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    2016年09月09日:平成28年第3回定例会(第4日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                        午前9時30分開議                       〔出席議員18名〕 ◯議長(結城 弘明君) 皆さんおはようございます。これより会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  なお、本日清原哲史議員より欠席の届けが出ております。  以上で、諸報告を終わります。             ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  古賀誠視議員。                       〔古賀議員 登壇〕 4 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 皆さん、おはようございます。山海会の古賀誠視でございます。ことしの4月に発生しました熊本・大分地震から4カ月を迎えようとしていますが、今もなお余震が続き、いまだに1,000人近くの方が避難生活を余儀なくされているといわれています。復興が進まずに、多くの皆さんが不自由な日々を過ごしておられるとのこと、1日も早い復興を念じるばかりであります。  また、東北地方や北海道では、台風10号の雨の影響で川が氾濫し、多くの方が犠牲になられています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様には心よりお悔みを申しあげます。家屋の流出や農産物の被害ははかり知れないものといわれています。今回もテレビやマスコミ報道では、経験したこともない雨量とか、想定外の雨量とか、相変わらず報じられています。東北地方に直接上陸したのは今回の台風10号が初めてといわれています。北海道では有史以来の雨量といわれています。自然災害が日本全国で発生しています。  本市における第2回定例会の一般質問でも多くの同僚議員が防災について市の取り組みをただしました。本市においても、自然災害から市民の人権と命を守る施策を推進していかなければならないと思っています。  それでは、通告に従って、子どもたちの安全対策を優先するまちづくりのためについて質問をさせていただきます。  1、通学道路の安全確保等について、行政区及び市民からの危険箇所の改善要望が出されていると思うが、どのくらい届いているのか。
     2、古賀市内の通学道路での危険箇所は把握しているのか。それへの対応は。  3、通学道路における防犯灯の設置基準と生活道路における防犯灯の設置基準は同じなのか。  4、通学道路において、防犯灯の設置や安全確保についてはどのような基準で対応しているのか。具体的な指針が必要ではないか。  5、来年度からスタートする後期基本計画の中に通学道路の安全確保等について、目標を盛り込むべきと思うがいかがか。  以上、5点についてお尋ねいたします。 5 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。                     〔教育長 長谷川清孝君登壇〕 6 ◯教育長(長谷川清孝君) おはようございます。古賀議員の御質問、子どもたちの安全対策を優先するまちづくりのためにについてお答えします。1点目、2点目、4点目については私から、3点目、5点目については市長からお答えします。  1点目についてお答えします。通学路の危険箇所の改善要望につきましては、市民から年一、二件、教育委員会に要望があっております。それとは別に、学校教職員や保護者、見守り隊などのボランティアの方々から寄せられた危険箇所情報なども毎年4月、通学路指定の際に学校長から教育委員会に報告いただいております。  2点目についてお答えします。教育委員会で得た情報は、平成27年度に策定した古賀市通学路交通安全プログラムにのっとり、古賀市教育委員会、国、県、市道道路管理者粕屋警察署交通安全協会古賀支部などの諸団体と現地点検を行い、具体的な危険解消策を協議し、対応しております。  4点目についてお答えします。通学路の防犯灯につきましては、原則的には地元自治会が設置場所を検討した上で設置していただいているところです。通学路の安全確保につきましては、明確な基準、指針はありませんが、平成27年度から開始した古賀市通学路交通安全プログラムにおける点検で明らかになった対策必要箇所の状況に応じ、ガードレールなどのハードの対策や、交通規則や交通安全教育などのソフトの面での対策とあわせて検討しているところでございます。 7 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 8 ◯市長(中村 隆象君) 古賀議員の御質問、子どもたちの安全対策を優先するまちづくりのためにの3点目についてお答えします。防犯灯につきましては、生活道路、通学路とも基本的には地元自治会で設置場所を検討した上で設置していただいており、市としては、地元自治会からの申請を受けて、防犯灯設置にかかる経費について補助金を交付しております。  次に5点目についてお答えします。通学路を含め、全ての道路の安全確保を全庁的に図っていくことは重要な課題であると認識しております。後期基本計画への記載については、現在策定作業中でありますので、その議論の中で検討してまいります。 9 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 10 ◯議員(9番 古賀 誠視君) それでは、再質問に移らせていただきます。  まず、一つ目に通学路交通安全プログラムとはどういうものでしょうか。また、何を目的としたプログラムなのでしょうか。ちょっと教えてください。 11 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 12 ◯教育総務課長(簑原  浩君) それでは御質問にお答えしたいと思います。古賀市通学路交通安全プログラムにつきましては、答弁でもございましたとおり、平成27年度からこのプログラムを策定しております。一応体制としましては、先ほど出ました国道、県道、市道の道路管理者、また粕屋警察署、粕屋地区の交通安全協会、また古賀市の教育委員会、学校教育課とか教育総務課とかですね、あと総務課、関係する課が一堂に会しまして、通学路安全推進会議というものを設置をさせていただいております。そちらのほうで通学路の安全の確認をさせていただいております。  目的としましては、毎年4月に学校のほうから通学路の指定、または変更等の通知といいますか、報告がまいりますので、そちらと同時に通学路の今学校のほうで把握されてある危険箇所を3カ所程度出していただいて、そこを重点的にこのメンバーで現地を確認させていただいて、その後、市役所のほうに戻って、どう対応するかというのを協議をさせていただいております。これを続けることによって、通学路のより安全性を高めていくというのが目的でございます。 13 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 14 ◯議員(9番 古賀 誠視君) このいきさつには、平成24年に京都の亀山市で起きた登校中の子どもたちが交通事故に巻き込まれるというきっかけに、全国的にそういう登下校の交通事故が多発したということで、国交省、文科省がこういう指示を出したということで各市町村が対応されているということでしょうけど、そういうことでようございますね。  ということはですね、先ほど教育長からもそういう市民からの要望とか、学校からの要望があったということで、全市的にその問題を捉えて全市的に対応しているということですけど、それはもう実行までにそういう道筋ができた協議会なんでしょうか。ちょっとそこを教えてください。 15 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 16 ◯教育総務課長(簑原  浩君) この交通安全プログラムができた経緯につきましては、先ほど議員さんも言われたとおり、平成24年に全国的に登下校の児童・生徒の事故が結構多発したということで、その流れをくみまして、県の指導によりまして27年度にこの古賀市の通学路交通安全プログラムというのを策定しまして、27年度から実際に動きを始めているという状況でございます。 17 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 18 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 続きまして、第4次古賀市総合振興計画前期基本計画の総括の中に、古賀市通学路交通安全プログラム試行実験を実施とあるが、何を実施したのか教えてください。 19 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 20 ◯教育総務課長(簑原  浩君) 先ほど申しましたとおり、この通学路安全推進会議というのを国道、県道、市道とか関係各課、また警察署とかとグループをつくりまして、通学路の危険箇所をみんなで見て回って協議をして、どのように対処するかというのを協議をさせていただきます。  このプログラムで協議した結果、県道、市道の消えかかっている横断歩道のラインなどの補修、またグリーンベルト──道路の路肩の緑色の塗装なんですけれども、そういったものの設置、塗りかえなどが実現をされております。また、それに加えまして、新設の信号機の要望などもあわせてここで協議をして、通学路の安全性を向上させていこうということで考えております。 21 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 22 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 常に子どもたちの立場を考えて、市も教育委員会もやっていただいているということで非常に感謝を申し上げます。  続きまして、教育委員会評価報告書の中に、同じような内容になりますけれども、通学路交通プログラムに基づき、通学路の危険箇所の確認を関係機関と行い、今後の対応を協議し、安全確保に努めたとあるが、どのような安全確保に努めたかというのは先ほどの説明でようございますね。ありがとうございます。  次、前期基本計画の総括の中に、市内各小学校通学路において、危険箇所を把握し、古賀市通学路安全推進会議において、危険箇所の点検と対策を検討し、必要な整備を行いますとあるが、危険箇所の整備は全て終了したのかお尋ねします。 23 ◯議長(結城 弘明君) 教育総務課長。 24 ◯教育総務課長(簑原  浩君) このときに、平成27年度の交通安全プログラムで見て回ったところなんですけれども、全てではないんですが、ラインの維持補修とか、横断歩道の塗り直しとかですね、そういったところは要望したり、実現がされてあるところがございます。あと、信号の要望とかもありますので、新設の要望とかもございましたので、それについてはまだ要望したという段階で終わっているところでございます。 25 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 26 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 続きまして、ちょっと市長にお尋ねしたいと思いますけど、私の9月の定例会において、防犯灯の設置基準について市長にお尋ねをしましたところ、調査研究をしていくとの回答がありましたけども、その後の進捗状況をお尋ねします。 27 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 28 ◯総務部長(中野 敏明君) 防犯灯の設置基準につきましては、ちょうど1年前に質問いただきまして、現在につきましては、これまでどおり運用を行いたいと考えておりますので、特段その後新たなきちんとした基準を定めたものではございません。 29 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 30 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 市長の答弁が、議会の答弁がそんな軽いものかなという、今つくづく、憤りさえ感じます。  それで、お尋ねしますけれども、今古賀市内の生活道路における防犯灯の設置基準、また通学路における防犯灯の設置基準、これは同じだという、行政区に任せるという話がありましたけども、それは今やっている、行政区にお願いして市が補助金を出してやっているということは、それはどこを基準にした、またはそういう条例があるのか教えてください。 31 ◯議長(結城 弘明君) コミュニティ推進課長。 32 ◯コミュニティ推進課長(坂井 義伸君) 自治会のほうで防犯灯を設置する場合に補助を出しておりますが、古賀市防犯灯設置補助金交付規程に基づいて行っております。 33 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 34 ◯議員(9番 古賀 誠視君) それはどういうものなんですか、教えてください。 35 ◯議長(結城 弘明君) コミュニティ推進課長。 36 ◯コミュニティ推進課長(坂井 義伸君) 規程の目的としましては、地域の防犯及び交通の安全を図ることを目的として、防犯灯を設置する自治会に対して市が交付する補助金について定めているものでございます。 37 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 38 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 本当にそれは私たちには目に見えない、行政の区長さんたちには目に見えない規程があるのかなと思っています。  そこで、私、いろいろ調べてみたんですけども、福岡県安全・安心まちづくり条例というのが制定されているわけですが、これについてですね、目的、第1条、この条例は県民が生命、身体又は財産に対して危害を受ける不安を覚えることなく、安全で安心して暮らすことができる地域社会づくりに関して基本理念を定め、県、県民及び事業者の役割を明らかにするとともに、県の施策の基本となる事項を定めることにより、安全・安心まちづくりを推進し、もって安全・安心な県民生活を実現することとあります。  また、基本理念として、第2条、安全・安心まちづくりは、みずからの安全はみずからで守る、地域の安全は地域で守るという意識を基本とし、県民、事業者及びこれらの者が組織する団体が、犯罪の防止その他安全・安心まちづくりを実現するための活動に自主的に取り組むことを通じ、互いに支え合う良好な地域社会の形成が図られること及び犯罪の防止に配慮し、環境の整備が行われることにより、推進されなければならない。2、安全・安心まちづくりは、県、市町村及び県民等が互いに連携し、及び協力して推進されなければならないという目的と基本理念があります。  その中の第3章の第12条、学校等における児童等の安全の確保等ということでございます。学校等における安全の確保。知事、教育委員会及び公安委員会は、共同して、学校における幼児、児童・生徒の安全確保のため、指針を定めるものとするということで、またこれは学校に関する安全基準、それと通学道路における安全基準も書いてありますが、13条、知事、教育委員会及び公安員会は、共同して、児童等の通学、通園等の用に供されている道路及び児童等が日常的に利用している公園、広場における児童等の安全確保のための指針を定めるものとする。学校等の管理者、児童等の保護者、通学路の管理者、地域住民及び通学路等の所在する地域を管轄する警察署長は、連携して、前項の指針に基づく措置を講ずるよう努めるものとするという規定があります。  その指針の中で、通学道路における児童等の安全の確保という第2に書いてありますけれども、通学路の設定、犯罪の被害、交通事情等に配慮し、教育委員会の関係者と協議し、可能な限り安全な通学路の設定に努めるものとする。なお、必要がある場合は通学路の変更の措置を講ずるものとすると書いてあります。  2番目、通学路における安全な環境の整備という項の中に、通学路においては、次に掲げる事項により安全な環境整備に努めるものとする。ア、防犯灯の設置、整備。防犯と道路照明等により夜間において人の行動を視認できるよう、おおむね3ルクス以上の平均水平面照度を確保すること。イ、見通しの確保。周囲からの見通しを確保するように、死角となる箇所が生じる場合は、死角を解消するミラーの設置により見通しの確保を図る。歩車道の分離、これは車と歩道の分離をうたっています。緊急時における児童等の避難場所の設置。地域住民の協力を得て、通学路の周辺に子ども110番の家等の緊急時における児童等が避難できる場所を設ける。通報の設置、地下道等の児童等の安全確保に特に注意を払うべき箇所には防犯ベル等の通報措置を設けること。  ということで、各市町村に対する、道路管理に関する規定が、これは県の規定ですが、多分今まで説明されたような古賀市の条例は先ほど私見ているんですけど、古賀市の条例にはそういう具体的な内容は、安心・安全まちづくり条例の中には一つもこれに書かれておりません。ということは、福岡県の条例ですから、市町村にも責任を果たすように書いているんですから、これに準じた取り組みをするべきと思うが、市長いかがですか。 39 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 40 ◯総務部長(中野 敏明君) 今古賀議員のほうから、県の安全・安心まちづくり条例の御紹介をいただきまして、私もその全部の条文を承知しているわけではございませんが、先ほど来説明がありましたように、やはり地域の安全は地域で守ると、しかも自主的に取り組むというふうな記述もあるようでございまして、当然自治体の責任、そういったものも当然あると思いますが、やはり地域全体で取り組むべきというふうな記述もあることから、市としましてはやはり行政でやるべきこと、あるいは地域でやっていただくこと、そういったことを全体的に考慮しながら、今後取り組むべきではないかと考えております。 41 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 42 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 総務部長ね、そういう普通の通学道路においては、市が施設をつくって子どもたちがそれを使う、もちろん市民も使う。そういう設備についてはやっぱり市がするべきですよ。行政区に何もかんもやれというんですか。これにあるから知りませんと。だから、初めから、初めは市がして、あとは見守りとかそういうものについては行政区と話をするべきですけど、そういう設備、施設については市の責任と思いますが、どうですか。 43 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 44 ◯総務部長(中野 敏明君) 市長も答弁の中で、3点目の答弁の中で、防犯灯につきましては生活道路、通学路とも基本的には地元自治会で設置場所を検討していただいた上で設置していただいておるということで、市としましては、地元自治会からの申請を受けて、防犯灯設置等にかかる経費について補助金を交付するという考え方でございます。 45 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 46 ◯議員(9番 古賀 誠視君) どうも納得しかねるんですけど、普通の生活道路といいますと、本来はそこが大きな目的ですけど、きょうは通学道路、子どもたちの安全ということで絞っていますので、通学道路に絞らせていただきますけど、こういう県の指針がある。これを無視されるわけね。ということは、あくまでも、通学路においても防犯灯の設置については地元行政区にやりなさいと、要望を出してやりなさいということですか。 47 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 48 ◯総務部長(中野 敏明君) 先ほど来お話ししていますように、県のその条例と全くそぐわないかというと、私も手元に今ありませんので読んでいるわけじゃございませんけれども、やはり地元で自主的に取り組むというふうな表現もその条例の中にあるようでございますので、今古賀市が考えている方針と一致しないということはないというふうに思っております。 49 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 50 ◯議員(9番 古賀 誠視君) こういう県の条例があり、指針があるのに、全部目を通してないとか、どういうことですか。当事者のあなたがこういうのを把握して、ちゃんと説明せないかんでしょうも。そして、これで足りんなら、古賀市民からの要望があるなら、これに足して、こういう古賀の安心まちづくりの指針につけ加えたり、有識者を集めて意見を聞いて、県の条例並みに策定をしていく、そういう市民の安心安全を守る、人権を守る責務もあなたたちですよ。それを放棄されるわけですか。 51 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 52 ◯総務部長(中野 敏明君) 放棄するということでは決してないと捉えておりますし、県もさまざまな条例ございますので、それを全部、おっしゃるように一言一句覚えているかといいますと、そこまでは覚えてないという意味でお話をしたところです。 53 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 54 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 先ほどから言いますように、この防犯灯については、夜間のそういう安心・安全、市民の命を守るというのが大きな大原則になっていると思います。私たちの年代というのは、もちろん防犯灯なんてそうあるものではありませんでしたし、犯罪においても今のような多様化した犯罪は起きてませんよ。もう今はそれこそ女性、男性、老若男女関係なく犯罪に巻き込まれる今の世の中です。それこそ小学生が女の子に限らず男の子も誘惑されたり殺害されたりということが年に何回か起きていますし、そういうことを考えますと、そういう規定は規定としてあると考えにあっても、やっぱり古賀市民を守る、命を守るという観点から、これは変えていく気はありませんか。 55 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 56 ◯総務部長(中野 敏明君) 変えていくかどうかというのは、先ほど私がお話しした生活道路も通学路も基本的には地元自治会でということについておっしゃっているのであれば、冒頭市長が答弁いたしましたように、基本的には地元自治会の申請を受けて、市としても防犯灯設置に対する経費を補助金として交付していくという考え方に変わりはございません。 57 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 58 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 前も申し上げたように、市民建産委員会の中での課長の答弁なんかがあって、そういう不特定多数の人たちが通るような場所とか、そういう急なカーブのところとか、急な上り坂、下り坂については市がするという、これは古賀市じゃないですけど、福岡市あたりはそういう設置基準になっていますので、かたくなに、もうそういうことじゃなくて、やっぱりこういう、特に私が言っているのは、これは新規じゃないですか。通学路、西鉄跡地歩道のやつはですね。それはまた今から話しますけど。そういう意味でね、もう少しやっぱり柔軟に、また安全を第一にと考えたら、そのほうがいいんじゃないかなと僕は思っております。  次にですね、このことはまた後で再度話していきたいと思いますけど、西鉄跡地歩道については、当初から通学道路としての活用を市に地元として要請してきたわけですが、この西鉄跡地の通学道路に向けた取り組みをしたのか、してないのか。もし通学道路に市としてやろうということであるなら、どことどこと協議してやったのか教えてください。 59 ◯議長(結城 弘明君) 教育部長。 60 ◯教育部長(清水万里子君) 通学道路の指定につきましては、教育長からも冒頭御説明いたしましたように、PTAや学校関係者、そういったところで4月に文書として教育委員会に報告を行っていただいております。今議員が御指摘の西鉄の跡地の部分でございますけれども、現在鉄橋部分につきましては、8月の29日の夏休み明けにですね、学校長より文書で報告がありまして、通学路ということで指定することになっております。  それと、ゴルフ場前の遊歩道につきましては、まだその指定になっていないんですけれども、それにつきましては、やはり問題点等を現地を調査して指定するものかどうかというのを関係機関、関係者と協議してまいりたいというふうに思っております。 61 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 62 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 私もですね、遊歩道ができて何回か歩いて、また昼も夜の10時くらいから、また朝の夜明け前にも何回か現地を歩いてみたんですけど、とてもじゃないけどあの暗い中、我が子どもや孫は通せるような状況じゃありません。  この指針の中にも、最低おおむね3ルクス以上の平均水平面照度を確保するという通学道路については県の規定がありますし、そういう意味では、本当にあの暗さについては、とてもじゃないけど認めることはできないということを実感させていただきました。  先月の8月23日に古賀西校区コミュニティの会長さん、関連する区長さん、西小学校の校長先生、PTAの役員さん、地域の皆さんで西鉄跡地歩道の通学路指定についての現地視察を行いました。その結果、鉄道橋については通学道路に指定するということで話をさせていただいたところでございます。また、ゴルフ場前から花鶴川間については、安全の確保ができていないということで見送りになりました。  見送りの大きな問題は、照明灯が少ないこと、監視カメラ、緊急時の避難する場がないこと、周りに危険を知らせる設備がないこと、鉄道橋と跡地歩道の間の水処理センターに抜ける道路に横断歩道がないことなどが上げられました。これらについて、市はどう感じられますか。 63 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 64 ◯総務部長(中野 敏明君) そのような話があっているということで、たしか校区コミュニティの会長さんとそれから地元の3区長さんが市のほうにもその旨のお話しにお見えになりましたので、それは担当課長のほうで一応対応している、まずはお話をお聞きするという状況に今のところあります。 65 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 66 ◯議員(9番 古賀 誠視君) この問題はですね、やっぱり地域の子どもは地域で守るということで、校区のコミュニティの会長さんが中心となって地域をまとめてやっていこうということで、本当に頑張っておられますので、そういう面ではですね、市長、側面から協力をしてほしいと思いますが、市長、どうですか。 67 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 68 ◯市長(中村 隆象君) もともと基本はですね、共働ということで市も努力する、地域の方も努力するということが考え方の基本でございますから、その考え方にのっとってこの問題を考えていきたいと思っております。 69 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 70 ◯議員(9番 古賀 誠視君) このことばっかりやると時間が足りんようになりますので。ただですね、この防犯灯については、特に子どもたちの通学路については誠意を持ってやっていただきたいと思いますし、最後に一つ聞きますけど、もしこの地元コミュニティの皆さんが要望している施設、設備について、安全確保できなかった場合、せっかく地元民が通学道路として期待して要望を出してできたこの施設が通学道路に使えないという事態に、先々一生続けて陥るということは絶対ないように取り組みをしてほしいと思います。  そこでですね、先月、コミュニティの皆さんで一緒に現地の視察をやったときに、PTAの役員さん、父兄さんもお見えになりました。そこで、もしかしたらこれは教育長のところまでいっているかもわかりませんが、ちょっと読ませてもらいます。これは本部のPTAの役員さんです。  先日、大根川の橋と古賀ゴルフ・クラブの横の歩道の視察に参加した本部役員の意見を改めてまとめました。関係区長さんとの会合の際に、PTAからの意見としてお伝えいただければ幸いです。古賀ゴルフ・クラブ横の歩道に関して、夏休み前からの通学路利用が見送られましたが、実際に通る予定の児童及び保護者の意見を最優先していただけるようお願いします。この歩道を利用することによって、通学時間が大幅に短縮する地域の子どもたちは、ここを通って通学できる日を心待ちにしています。暗い時間は、地域の大人の見守りで対応するなど、何をすれば1日も早く通学路として利用ができるのか。どの設備がそろえば通学路指定可能なのか。それはいつごろできる予定なのか。防犯対策が完成する見通しなど、わかりやすく対象地区の児童や保護者にお伝えいただけますよう、PTAからのお願いですということで要望書が出ているわけです。  このことについて、市長、PTA、保護者の本当に切なる思いと思いますけど、どう受けとめられますか。 71 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 72 ◯市長(中村 隆象君) 先ほどの古賀議員の御質問の中で、くだんの歩道を通学路とするには、ただ防犯灯をつけるだけではなく、防犯カメラをつける、緊急の逃げ場所が要るとか、いろんな条件が必要だというふうに理解いたしました。そういうものを全部克服できるかどうか。それが果たして適切な処置であるかどうかということについては、私は今判断できません。ですから、ただいま総務部長が申しましたように、関係課のところで今聞かせていただいて、その後庁内で検討した結果、それを通学路とするかどうかということになるかと思います。
    73 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 74 ◯議員(9番 古賀 誠視君) 先ほどの総務部長に言うたようにね、市ができること、地域がやるべきこと、そのすみ分けはしていかないかんと思いますよ。先ほど言ったように見守り隊とか。ただね、見守り隊といいましても、特に今から先、日が暮れますし、日暮れが早いです。ましてや学童の子どもたちが、基本送り迎えが原則でしょうけど、どうしても家庭の事情で親が行けない、保護者が行けないということで、学童は6時までですかね、暗い時間に子どもたちが通っている姿を見るとですよ。  ですから、幾ら地元といっても、なら地元が子どもたちが全部帰るまで見守りするのか、誘導するのかというのが、それはできるわけないですよ。それがやっぱりそういう照明などの設備をすることによって安全を確保するということがまず大きな大前提じゃないですか。もちろん監視カメラを、これは絶対つけてほしいと思いますけど、それがつかないと、監視カメラがない分はどこが補佐して、どこがカバーして通学路になるのかというのは、それは地元と十分協議していかなければならないと思いますけども、そういう面ではぜひ市のほうも、そういう子どもたちの命を守るという立場からですね、再度考えてほしいと思います。どうですか。 75 ◯議長(結城 弘明君) 回答を要求ですね。 76 ◯議員(9番 古賀 誠視君) はい、しつこいようですけど、この問題について何回もお尋ねします。どうぞ回答をしてください。 77 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 78 ◯市長(中村 隆象君) 共働の精神にのっとって、地元でも応分の負担をするという御発言は大変ありがたい発言だと思います。しかしながら、この場でですね、一つ一つの懸案事項をああだこうだと議論するような場所ではありませんし、私も今それを求められても十分な知見もございませんので、御希望だけを伺っておきたいと思います。 79 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 80 ◯議員(9番 古賀 誠視君) きょうは本当にいい話ができたと思います。せっかくね、やっぱり市も子どもたちの安全ということで、跡地歩道をつくっていただいたということは、僕自身感謝していますし、本当にうれしく思っています。  また、このことはですね、中村市長がししぶ駅をつくっていただいたおかげで、鹿部もJRフォレスト、それができましたし、ししぶ駅西口においても古い家が解体されて、その後に家が2軒とか3軒ぐらい建って、本当に一時は鹿部区も、美明ができる前ですよ、子どもたちが少なくなっていた時期がありますけど、今はですね、美明まではいきませんけど、子どもが倍増している。しかも美明と一緒で宅地開発、新しく来られた低学年の子どもが多いんですよ。ましてやJRフォレストとか鹿部あたりは、昔は西鉄電車があるころは電車での通学を認められていた地域なんです。それがなくなったので、やっぱり子どもたちは歩いて行かざるを得ない。  私も橋の前に、30日から4日間ばかり花鶴鉄道橋に見守りで立たせてもらったんですけど、やっぱり子どもたちの後ろ姿、本当に新一年生というのはですね、ランドセルの上に頭が乗っかって、ランドセルに足が出てるような、そんな小さな子どもが本当に重い水筒を抱えながら一生懸命歩いている姿を見ると切なくなってですね、本当に早くこの歩道をこの子どもたちが通れるようにしてやりたいという思いがいっぱいありますので、これはもう何回も、だからこういう強く訴えをやらせていただいているんです。また、心配でやっぱりお母さんも橋まで送られる保護者がおられますけど、口々に早く道路ができるようにしてほしいという要望をたくさんいただいております。  この項については、市長、真摯にですね、見えていますので、地元でも協議を進めていただいて、1日も早い通学道路が設定できるようにということで、地元と十分協議してほしいと思います。そこら辺、どうでしょうか。 81 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 82 ◯市長(中村 隆象君) まさに地元と十分協議して、この件については対策をとっていきたいと思います。 83 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 84 ◯議員(9番 古賀 誠視君) ありがとうございます。ぜひですね、前向きに、あの歩道がいずれ福津市境まで西鉄跡地が整備されていくわけです。それが現在市のあれでは車道、歩道という形で計画は出されていますけども、いずれにしろ歩道としては古賀のゴルフ場から福津の先まで一体化するわけですね、一本化するわけです。  そうすると、この道路は単なる通学路、今の西鉄跡地未整備の歩道もこれができれば立派な通学道路になりますし、その道路を使った高齢者あたりの買い物に行こうかとか、散歩に行こうかとか、そういう健康の増進のためにもですね、道路の整備を進めていってほしいと思いますし、ましてやゴルフ場から花鶴までは点字ブロックをずっとしていただいております。本当に建設課には感謝をしているわけですが、そういう障害者にやさしい道づくりをしていただいておりますし、その道をですね、やっぱり私たちが、古賀の市民が鹿部の通学道路だけじゃなくて、やっぱり古賀市民が安心して通れる、また運動ができる、軽スポーツができる、ジョギング、ウオーキングができる、そういうふうな施設管理を、福津まで行く、今から10年かかるわけですけど、それと一体となって取り組みを進めてほしいと思いますが、そこをお聞きします。 85 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 86 ◯総務部長(中野 敏明君) 私も古賀議員が地元の子どもさんへの熱い思いを持ってあるというのは、少し前ですけど、子ども会育成会の役員を、地元の役員を古賀議員がしてあるときから重々承知しておりますし、きょうの話も我々も十分受けとめております。  市としても、じゃあ何もやらないかということでございますが、先ほど来申しておりますように、実際、防犯灯を支柱を立てて1基つけるとなると、約4万5,000円ぐらいかかりますが、市としては、補助としてはそのうちの3万5,000円をお出しするということで、補助率が恐らく8割ぐらいになります。そういった補助を市としてはやらせていただきながら、地元でも応分の負担をお願いできないかというのが我々の考えでございまして、古賀議員の思いは重々承知しておりますが、市としては今このような地元に対する補助ということで御理解をいただけたらというふうに考えております。 87 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 88 ◯議員(9番 古賀 誠視君) ありがとうございます。私の昔のことまで取り上げていただいて本当にありがとうございます。  ただ、今市長から答弁がいただけました。ぜひですね、地元とも十分、防犯灯のことだけじゃなくて、まだいろいろ要望が出ていますし、市と地元が一体となった安全な道路をつくっていかなきゃならないと思っていますので、本当にきょうはそういう進めるということでお願いをしていきたいと思います。  それで、最後になりますけど、第4次総合振興計画前期基本計画の反省を踏まえ、後期計画の策定が進んでいると思うが、今の課題を後期計画の中にどう取り入れていくのか。危険箇所の点検等を後期計画の中に入れていくべきではないかということで、質問に対して、今前期の検証をやって後期に反映していくというような答弁があったわけですが、実際、しかし今の時点で後期計画の中に入って間に合うんですか。 89 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 90 ◯総務部長(中野 敏明君) この後期計画の、どういうふうに載せるかというのは、昨日来いろんな角度から御指摘いただいておりますが、まだ策定中でございますので、議論の中で検討していきたいというふうに考えております。 91 ◯議長(結城 弘明君) 古賀議員。 92 ◯議員(9番 古賀 誠視君) じゃあ、それはよろしくお願いしておきます。  最後にさせていただきますけども、子育て世代に選ばれるまちづくり、教育立市を掲げる古賀市、子ども、高齢者、障害者、中山間地域の皆さんも含め、市民が安心して暮らせる安心安全なまち、つながりにぎわう快適安心都市こが、市民が夢と希望を持てるまちづくりの実現を求めて、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 93 ◯議長(結城 弘明君) 以上で古賀誠視議員の一般質問を終結いたします。             ……………………………………………………………………………… 94 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                        午前10時19分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前10時30分再開                       〔出席議員18名〕 95 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、福崎智之議員。                       〔福崎議員 登壇〕 96 ◯議員(8番 福崎 智之君) おはようございます。きょうも地域、地元、安全、共働、私たちの暮らしには欠かせない言葉が朝から飛び交っておりますね。地域とは、暮らしている人たちが知恵を出し合い、ともに生きているところ。歴史とは、過去から現在まで起こった事実、その記録。伝統とは、長い歴史を通じて受け継がれていくもの。地域の歴史、伝統、人の暮らしを肌で感じ、古賀市が目指す大きな方向性を描く会派、自由クラブの福崎です。よろしくお願いします。  私は、トビオという名前で漫画家とデザイナーという、人が求めているものを具現化する表現について取り組んできました。人が求めているもの、ニーズ、オーダー、リクエスト。求めているものを表現するために話を聞きます、データを集めます。データとは、物事の推論の基礎となる事実、参考となる資料や情報のことです。このデータをもとに組み立てていくことにより、人が求めているものを見失わず表現していくことが可能となります。  今回の私の一般質問は、データをキーワードとしています。データは数字が全てではありません。幸福度、満足度、郷土愛、一見数値化できたように見えるものでも、それだけでは読み取れないものがあります。そのような見えない情報もデータとして扱います。  それでは、通告に従いまして、私の一般質問を始めます。  今回の質問は、西鉄宮地岳線跡地についてです。1年前、初めてこの議場で一般質問させてもらいました。そのときはJR古賀駅西口の再開発と西鉄宮地岳線跡地についてでした。2回目の質問も西鉄宮地岳線跡地についてでした。跡地の土地利用について、地元住民との協議の場はつくるのか。また、地元の声はどう生かされていくのか。私のこの質問に対し、市長はこんな答弁をされました。西小、花見小の通学路の安全性ということで考えている。古賀市として一定の議論をしており、その案は提示できると思う。それに対して地域の方々からこうしたらどうか、ああしたらどうかという意見、これが目的でやるわけで、その中でいいアイデアが出ればぜひ取り入れていただきたい。やはり大事なことは、やっぱり市民参加ということでの跡地活用ができれば大変すばらしいものになるのではないかと思っております。やっぱり大事なことは、やっぱり市民参加ということ、いい言葉ですね。  私の一般質問は、毎回同じことを伝えようとしています。地元の声、このまちで生きている人の声を受けとめて、トップとして判断し、行動してほしい。このまちで暮らす人の声をまちづくりに生かして取り組んでほしい。それだけです。当たり前のことですが、この当たり前のことを当たり前にやっていくこと、それ以上のことを求めていません。私も含めた地元住民の切実な思いを込めて、今回は質問をいたします。  平成25年3月に西鉄宮地岳線跡地の土地利用方針案の説明会がありました。都市計画課が行ったと聞いております。この土地利用方針案は、市民アンケート調査、意見募集、1カ月のパブリックコメントをもとに作成されております。アンケート調査の結果は、緑道を含む遊歩道が39.7%で一番多く、次いで歩道、自転車道を含む道路、その後住宅、市民農園、広場の順となっております。土地利用イメージには、安心安全な歩行空間の整備、各ゾーンの地域課題に応じた整備と書かれております。大根川にかかる鉄橋は、歩行者と自転車が通る歩道となり、今は子どもたちが安心して通える通学路になっています。この整備については、一人の親として、保護者として感謝しています。  さらに、跡地整備に向けて求められる視点、七つ上げられておりました。一つ、沿線に住む多様な世代の生活利便性の向上。二つ、東西方向への移動経路の確保、安全な歩行空間の確保。三つ、狭小道路を通過する交通の排除などによる交通アクセス機能の向上。四つ、地域の憩いの場となる広場、緑地の充実。五つ、周辺の海岸、松林などの自然を活用した健康増進やにぎわい空間の創出。六つ、防犯・防災機能の強化。七つ、恵まれた立地条件を活用した住宅用地の供給。  沿線に住む人は、このアンケート調査の結果と跡地整備について求められる七つのこの視点を聞き、遊歩道を主とし、緊急時の避難路として東西に抜ける道がやっとでき、狭い道路を通る車が少なくなり、憩いの広場、健康増進のための道になるのだろうとイメージを当たり前のように持っておりました。  その説明があった3年後のことし、地元住民を対象とした説明会が行われました。説明を行ったのは建設課です。西鉄宮地岳線跡地の土地利用整備計画案です。活用方法について、土地利用方針案と同じアンケート結果が記載されておりました。1位、緑道を含む遊歩道。3年前の土地利用方針案と違ったのは、周辺道路の現状として生活道路の写真と各区に分かれた歩道と歩道の間に7メートルの2車線の車道の記載です。3年前に説明された遊歩道のイメージは全くなく、東西へ抜ける道もありません。憩いの場、健康増進やにぎわい空間も見られません。地元説明会では当然理解も納得もできないという声が多く上がりました。  私は、南区、北区、中川区の説明会に参加しましたが、どの地域でもこの整備計画案をすんなり受け入れていないことは、説明した建設課職員が一番理解しているんじゃないかなと思います。なぜ地元住民はすんなりと受け入れられないのか。答えは単純なことです。市民アンケートの調査結果を反映していないからです。市民の声を受けて出した答えではないからです。  そこで市長にお聞きします。市民の声は、安心安全に利用できる遊歩道を求めております。跡地整備に向けて求められる視点としての説明には、生活利便性の向上、東西方向への移動経路、安全な歩行空間の確保、憩いの場、健康増進などの単語が使われているにもかかわらず、整備計画案には歩道と2車線の車道のみです。この整備計画案は3年前の説明会から余りにもかけ離れた案になっていると考え、市民の声は全く反映されていないと感じておりますが、市民の声を反映することよりも重要な跡地の活用とは何を目指しているのでしょうか。  1点目の質問は、西鉄宮地岳線の跡地の活用は何を目指しているのか。  続いて、2点目の質問です。平成24年に行われたアンケート調査での回収率34.9%、市民アンケートの配布数は古賀市全体に対し1,500部、そのうち北区ではその調査があったことすら知らない人が多かったことにも疑問を持ちましたので、建設課に沿線住民に対して再調査の要望を上げましたが、返ってきた言葉は、特定地区のみでの再調査は行いませんという、地元の声は聞きませんとしか受け取れない回答でした。生きていく環境が大きく変わろうとしているその地域に暮らす人の声は、古賀市全体の事業として考えるにはささいなことなので聞く必要はないということでしょうか。  私たちは誰のために仕事をさせてもらっているのでしょう。市民の声を聞くことが大切なことは古賀市民に選ばれた市長としては当然だと認識されていると思いますが、市民の希望は安心安全な遊歩道です。沿線に住む人たちの一番の希望も全く同じです。このような市民の声をどう受けとめましたでしょう。  1点目の質問、市民の声を反映することよりも重要な跡地の活用とは何を目指しているのか。  2点目の質問、市全体のアンケート結果を見ても、沿線住民の声を聞いても安心安全な遊歩道を求めていますが、その声をどう受けとめていらっしゃるのでしょう。  市長の古賀市民の希望、それから沿線住民の切実な気持ちに寄り添った答弁を求めたいと思います。 97 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 98 ◯市長(中村 隆象君) 福崎議員の御質問、西鉄宮地岳線跡地の活用についてにお答えします。  1点目についてお答えします。宮地岳線跡地の活用として、現在古賀西、花見の両小学校の通学時間帯において、小学校周辺の生活道路を抜け道として多くの通勤車両が通行していることから、道路を整備することにより小学校周辺の通行車両を分散させ、通学児童の安全を図りたいと考えております。また現在、緊急車両のアクセス向上や、災害時における避難路の確保について改善されることにより、防災機能の強化を図りたいと考えております。  2点目についてお答えします。市民の声として調査したアンケート結果を鑑み、歩道整備としましては3.5メートル以上の幅員で南北に整備いたします。歩道整備につきましては、地元区と協議し、要望や安全安心にも配慮しながら歩くことが楽しくなるような歩道の整備を図りたいと考えております。また、車道整備につきましては、古賀西、花見の両小学校周辺の通勤車両の通過交通を抑制し、通学児童の安全確保を目指すためでございます。沿線住民の方々には本計画の趣旨を御理解いただくよう、引き続き誠意を持って説明会を説明してまいります。 99 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 100 ◯議員(8番 福崎 智之君) 歩くことが楽しくなるような道、そういう道ができるといいなと思います。  建設課の説明にもありました。生活道路は交通事故が多く、幹線道路にすれば車両と歩行者が完全に分離し、交通事故は減少する。歩道と車道が分けられていない今の生活道路に車両が進入しないために幹線道路を整備することが必要だとお聞きしました。幹線道路にすれば今より安全になるのでしょうか。建設課は、今より安全になりますと答えられましたが。そう言い切れるものなのかなと思っております。  建設産業部長はデータも出ておりますと教えてくれました。確かに国土交通省の効果的効率的な交通事故対策の推進には、生活道路での死傷者事故率は幹線道路の約2倍。つまり道路の規格が高いと死傷事故が低くなっている。また、生活道路と明記されておりませんでしたが、歩行中、自転車での死者数のうち、約半数が自宅から500メートル以内の身近な道路で発生と出ておりました。通学路としても使われている生活道路への車両進入を減らすために幹線道路の整備が必要だというその説明は、このデータをベースに考えられているのではないかと思います。  交通事故総合分析センターの死亡事故分析データには、事故の割合が高くなるのは交通量が多いこと及び走行速度が高くなる傾向にあること。さらに道路の幅、幅員で起こる事故の過半数は2車線と考えられる5.5メートルから9メートルの道路。道が直線で見晴らしがよければ、ついスピードが出てしまったという経験はどなたかにもあるんじゃないでしょうか。横断中の死亡事故もその2車線と考えられる車道で過半数が発生。死亡事故は道路の幅が広くなるにしたがい増加する傾向がうかがえるとのデータが出ております。  建設課から説明があった整備計画案、生活道路に進入している車両を幹線道路を整備することで一本化し、歩行者の安全を図る。この整備計画案の車道の幅員は7メートル。先ほど交通事故総合分析センターのデータには、事故の過半数を占める幅員は5.5メートルから9メートルと出ておりましたとお伝えしました。生活道路を利用している車両を一本化ということは、走行車両は当然その道に集中することになります。495号の抜け道として走る車も当然ふえると思われます。そして宮地岳線跡地は見晴らしのいい直線です。市長はこのデータをどう読み取りますでしょうか。  生活道路での死傷者事故率は幹線道路の2倍ではありますが、交通事故、その中でも死亡事故が多いのは、交通量が多いこと、走行速度が高くなる傾向にあること、道路の幅は2車線と考えられる車道が過半数であること、走行中自転車での死者数のうち、約半数が自宅から500メートル以内の身近な道路で発生していること。幹線道路をつくることにより、今の生活道路を使う車が全くなくなることは確実にありません。むしろ新しく車道を整備することにより、今よりも交通事故が起こる確率が上がるのではないかと思われますが、市長、いかがでしょうか。 101 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 102 ◯市長(中村 隆象君) 私は、この道路行政についてはそんなに知識はありませんけれども、一直線の真っすぐな道路をつくる必要はないわけで、スピードを落としたり騒音を減らしたりする工夫はいろいろあると思います。例えば、わざと道を曲がるようにしたりですね。今のところそれをやろうとは思っておりませんが、ハンプというスピードを出すと車がぼんと浮かび上がるような、いろんな工夫があると思います。市としては、やはりこの通学路に少しでも車が行かないようにする、安全を少しでも高めるということと、緊急時の通過交通を確保するというこの2点はですね、将来のまちづくりのためにもぜひとも必要なことだと、そうあるべきだと考えております。  しかしながら、そのほかのところは、特に細かなところまで今のところ決めているわけではありません。緑道のつくり方についてもいろんな案があると思います。そういうものを今後地元の方との協議の中で、あるいはスピードが出るのが心配であるとおっしゃられればいろんな方法があります。そういうものを御提示しながらですね、お互いに歩み寄りの精神を持って、最適なやり方を求めていけばいいんではないか。歩道の幅もですね、広いところもあります。ですから、そのような場所を有効に使って花壇をつくるとか、木を植えるとかいろんなアイデアが出ると思います。そういうものを取り入れながら、少しでも楽しい、きれいな道をつくっていければなというふうに思っております。 103 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 104 ◯議員(8番 福崎 智之君) お互いに歩み寄っていければ、この言葉も僕も好きな言葉です。  交通事故はどんなことをしても起こるときには起こります。それを言ってしまえば身もふたもないわけですが、国土交通省の事故ゼロプラン、今市長が言われたように、事故の危険区間の公表だったり、注意喚起看板、道路を狭くしたり、いろんな方法を使って交通事故をなくそうという提案が書かれておりました。そこに書かれていたキーワードは市民参加、市民との共働、これがキーワードと書かれておりました。  建設課長が言われました。現地に出向いて調査をしてみると、495号の抜け道として生活道路を猛スピードで走る車が多い。だから生活道路を利用する車両を幹線道路に一本化したほうがよいと言われました。僕は一人の保護者として毎朝通学路で見守りをしています。下校時の夕方だけは毎日というわけにはいかないですが、それでも通学路、危険がないか、どんな車が通っているのか、気にしながらその道を使うようにしています。私にとって大切な地域の子どもたち、これからの古賀市を担う子どもたちがいますので、大人として、古賀の大人としてしっかりと考えていきたいないと思っております。  朝夕の時間に限ってとしか言えませんが、そこで目にする車両、通勤するための地域住民の車両、それから子どもたちを学校に送ってくる保護者の車両が多いように感じています。もちろん抜け道として使っている車、ないとは言えません。ただ、小学校が近くにあることを知って使っている人が多いように感じています。私以外にも地域の見守り隊の人たち、隣組の組長が交代で通学路に立ってくださっています。見守り隊の人たちも私が感じたことと同じようなことを言われました。  市の現地調査、どのくらいの期間、調査されたものでしょう。もし短期間での調査でしたら、そういう何年もその地域を見守っている人たちからの意見収集ということが大切なことではないのかなと思っております。  ちょっと現場のことなので建設課の方にお聞きします。現地調査はどのくらいの期間で、場所はどのあたりを見られたのでしょうか。地域を見守っている人からの意見収集は何人ぐらい行われたのでしょうか。また、整備計画案には平成28年度は地元との協議の場をつくると記載されておりますが、今年度も残り半分です。地元との協議の場が何回あったんでしょう。最初の説明会を行いました。そのときに質疑応答を設けましたのでということで協議を行ったという答えはなしでお願いします。 105 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 106 ◯建設課長(清水 勇喜君) 今の御質問にお答えいたします。交通量調査につきましては、当初495号からの流入、流出につきましては平成24年に実施をしております。その他の生活道路の朝夕の通勤時間帯につきましては、私どもの職員のほうで、そういう時間帯に実際立って方向等は調査をかけました。それで、今回説明に当たって、今回整備する西鉄跡地のほうに全部の車両のほうを誘導するということではございませんで、なるべく分散させて、今朝夕、4メートル未満の道路で通勤用車両と通学児童が離合している状況を少しでも緩和させたいという方向で今回の整備については作成しております。  それともう一点、説明会につきましては、各沿線行政区に対してまず今1回ずつほとんど回っております。あとまた後半について、今年度またあと数回御説明のほうには回る予定でございます。 107 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 108 ◯議員(8番 福崎 智之君) 調査された場所はどの辺でしょうか。それから、あと数回説明会をと言われましたけど、地元の協議の場はないのでしょうか、説明を受けるだけですか。こちらからの意見はそちらには届けられないんでしょうか。 109 ◯議長(結城 弘明君) 建設課長。 110 ◯建設課長(清水 勇喜君) まず、説明会のほうから先に答えさせていただきます。まず1回回らせていただきまして、基本的にはうちの考えは御説明いたしました。次回の説明会につきましては、またいろんな御意見も受け入れながら御協議の場とさせていただきたいと思っております。 111 ◯議長(結城 弘明君) 場所の、調査、どこでやったのか。 112 ◯建設課長(清水 勇喜君) まず、平成24年度に業者委託した交通量調査の場所については、ちょっと今手元に資料を持ち合わせておりません。それと、あと朝夕の職員による現地調査につきましては、主に小学校周りの狭いところについて、実際に立って調査を行っております。 113 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 114 ◯議員(8番 福崎 智之君) 小学校周り、調査したところは通学路ととっていいところでしょうかね。  協議の場はまだまだこれからということでしょうか。 115 ◯議長(結城 弘明君) 回答を願います。建設産業部長。 116 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 市長答弁でもありましたように、地元区と協議し、要望や安全安心にも配慮しながら、歩くことが楽しくなるような歩道の整備を図りたいということでございますので、今後地元区と協議して進めていきたいと思っております。 117 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 118 ◯議員(8番 福崎 智之君) 今後地元との協議、当然私たち市民の声を聞いてもらわないとまちづくりはできないわけだと思うのですが、協議の場、この28年度は本当にあと半分です。その期間で地元住民が納得できる答え、そういう協議が行われると思いますでしょうか。今まで暮らしてきた環境が大きく変わります。とても不安を持っている方々が多いです。  きのうの同僚議員の答弁でも、地元の意見を聞く、それから先ほどからも市長の言葉でも地元に意見を聞く、そう言われていますので、私の地元の話をします。建設課が行った整備計画案の説明会の後、地元での会議を重ねました。車道反対の声がほとんどです。ですが、古賀市が行ったアンケート調査での車道に賛成の声も全くのゼロではないということを真摯に受けとめ、そもそも私たちの地元の声、地元が求めているものは何かをちゃんと調べようということで、まず私の地元北区でアンケート調査を行いました。  アンケートには、遊歩道、それから自転車道を含む遊歩道、それと市のほうが提示されております歩行者、特に通学路としての安全を図るための車道整備が必要との内容をきちんと載せた建設課案とでも言いましょうか、この2車線の車道、そしてこの建設課案と市民が希望する遊歩道の折衷案、妥協案なのかもしれませんけど、歩道と1車線の車道という項目、そして最後にその他。その他は広場、公園、住宅、農地です。この五つ、遊歩道、自転車道を含む遊歩道、1車線の車道と歩道、2車線の車道と歩道、その他の項目でアンケート調査を行いました。隣組別、年代別、居住年数別、家族構成別に集計を行いました。気をつけたことは、特定の回答に誘導するような質問にならないようにしたことです。アンケート調査の注意点は、回答をコントロールしてしまうところにありますので、そうならないように気をつけました。  北区の世帯数1,012世帯全てに配付、回答数は510、回収率は50.4%。市が行った古賀市全域での調査、回収率34.9%に比べても高い回収率です。この回収率だけを見ても地元住民の関心度の高さがわかります。ちなみに、回答されなかったほとんどの方は賃貸の方々のようでした。回収率が低いと調査結果に偏りが出て、真実から離れてしまう可能性が高くなります。偏りのない調査のためには回収率6割を目指せとよくいいます。  古賀市全体でのアンケート調査は、費用の面もあるでしょうから、多分無作為抽出での標本調査が行われたようですが、そもそも無作為抽出では実用的な場合が多く、より実用的な確率抽出として調査を反復し、正確なデータをとります。今回の場合でいくと、北区での再調査、これが反復した再調査になります。
     この北区での調査結果、遊歩道23.5%、自転車道を含む遊歩道39%、建設課案の2車線の車道と歩道15%、この建設課案の市民の願い、折衷案、妥協案でもある1車線の車道と歩道は11.1%、その他12.5%。遊歩道、自転車道、公園、広場、住宅といった車道は要らないが75%。2車線、これに仮に折衷案の1車線は必要かというその数字を加えても車道が要ると答えられたのは25%。車道は必要でないが75%、車道は必要が25%。年代別に見ると、30代から40代の方、それから70代以上の方が一番多く車道は要らないと答えられ、家族構成で見ると、小学生を持った家族が車道は要らない。居住年数では1年未満の持ち家の方が車道は要らないと回答されています。  データが詳細になればなるほどイメージがしやすいと思います。30代から40代で持ち家、小学生の子どもがいる家庭が一番多く車道は要らないと答えられています。30代から40代で持ち家、小学生の子どもがいる家庭、これからの古賀市とともに生きていく世代。ふるさとの思い出、ふるさとに対する愛情を深めていく時間が長くある世代だと僕は思っています。  市議会議員になる前に、僕の同窓会で地元区の、古賀中学校のときの社会の先生がなぜ市議会議員になろうと思っているんだと聞かれました。そのとき僕はその先生に漠然とした答えしかできなかったんですが、僕にはこのまちで思い出がたくさんあります。このまちに生まれてよかったと僕は思っています。そういうふうに思ってくれる子どもたちを僕はふやしていきたいです。そうそのときの中学校の社会の先生に答えました。先生の問いにちゃんと答えられたかどうかわかりませんが、多分今でも僕は、僕の根っこはそのままです。  このデータ、北区で出したデータです。30代から40代、小学生をお持ちの家庭、これからの古賀市とともに長く生きていってくれるだろう、そういう世代。その方々が車道は要らないと多く答えております。この調査結果をお聞きになって、市長はどう感じられましたでしょうか。現場の声、特にこれからの古賀市を担っていく世代は車道は必要ないと言っております。安心安全な車が通らない遊歩道を求めている声が多いです。この声に市民から選ばれた市長は何と答えられますでしょうか。答弁願います。 119 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 120 ◯市長(中村 隆象君) 車道のイメージが端から端まですぱーんと見通せるような一直線の車道で、そこをびゅんびゅん車が走るというようなイメージをひょっとしたら持たれているのではないかというふうに思います。その辺のところはちょっと説明が足りなかったかもしれないと。次回以降の説明会において、そのような懸念を払拭できるような説明も必要かなと思っております。  市としては、今のところ今の考えで通学路の交通の分散ですね。通学路に車両が入ってくる、これを分散させると。それから緊急時対応の緊急車両の通行路を確保する。こういうことはやはり必要だという考え方は間違ってないと思っておりますので、その辺のところはじっくり説明させていただいて、それから車道そのものが嫌いということではなくて、車道がもたらすいわゆる交通事故とか騒音とか夜間のヘッドライトとか、そういうものだと私は思いますので、そのようなことに対する対応策等々もいろいろ御説明しながら、それから遊歩道のイメージもですね、決められた幅ですぱんととるような遊歩道ではなく、かなり蛇の腹のように狭いところもあるけど広いとこもあるとかいうような楽しそうな遊歩道にする余地もいろいろありますので、そういうところも説明しながらですね、御理解を求めていきたいと思いますし、市としてもこの道路の形につきましては、まだ最終的にぎちぎちにかためたわけではございませんので、いわゆる歩み寄れるところについては歩み寄りたいと思っております。  そういうことで、対話を続けながら住民の御理解を求めて、半年で間に合うかどうかはわかりませんけれども、市としては長い間お待たせいたしておりますし、できれば早く着手したいというふうに考えております。 121 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 122 ◯議員(8番 福崎 智之君) 長い間お待たせしておりますし、西鉄宮地岳線が廃線になってから9年間、跡地とともに地元住民は暮らしてきました。夏の暑い日には地元の方々が草刈りもされております。ごみ拾いもされています。いつになったらあの跡地がきれいになるのか。東西へ抜ける道、あのフェンスが外れて緊急時にすぐ逃げられるようになるのか。不安な思いを持って9年間その地域の人たちは暮らしております。  車道のイメージについて、遊歩道のイメージについて、地元の説明会では建設課から説明があった整備計画案を見ると、真っすぐな直線でありました。東西へ抜ける道も書かれておりませんでした。東西に抜ける道は今から考えます、そう言われましたが、真っすぐな直線で2車線の車道、その図を見たときに、この2車線をどうやって東西に渡ればいいんだろう。確実に車にはねられてしまう、そういう思いを持った人が多かったです。当たり前のことです。あの地元の整備計画案にあったあの図では、本当に不安がどんどん膨らむだけのそんな図面でした。  市長が今回答弁されました。楽しい、歩いていて楽しくなる道、それから車道、車道といっても一直線ではないかもしれない、これも協議の場をつくっていかなければいけないと言われました。地元の不安を解消することをまずやっていただきたいと思っております。それから、緊急車両については、確かに花見のところ、この間僕も見ました。救急車が不法駐車によりとまって、その先に進めないという状態がありました。それは何とかしなきゃいけないと、そう思っております。  先ほどの北区での再調査、かかったのは1カ月です。隣組の組長さんたちが汗を流してやってくれました。費用も大してかかっておりません。地元の声を聞くために北区はやりましたが、南区、中川区、花見区、地元の声をもっと集めることはやってみてはいかがでしょうか。お願いします。 123 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 124 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 声を聞くための説明会、協議会等を開催していきたいと思います。 125 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 126 ◯議員(8番 福崎 智之君) 20年後、30年後、この道はみんなでつくった、市民みんなでつくった、そんな道になる。新宮には何がある、福津には何がある、でも古賀にはこれがあると言える道、そういうまちづくりを市民と一緒にやっていただきたいと思います。そのために市長も地元に出て、地元の人たちの声を直接聞いてください。その場に立ってみんなの意見を聞いてください。  これからの整備計画案、地元に対して応えてもらえるものになりますよう要望しまして、私の一般質問を終わります。 127 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、福崎智之議員の一般質問を終結いたします。             ……………………………………………………………………………… 128 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩します。                        午前11時10分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前11時20分再開                       〔出席議員18名〕 129 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、平木尚子議員。                       〔平木議員 登壇〕 130 ◯議員(4番 平木 尚子君) 皆さんこんにちは。公明党の平木尚子です。8月の下旬から9月にかけて台風の接近、上陸、また地震の復興途中での災害などが続きました。東北、岩手や北海道では大変な被害に遭われ、亡くなられた方もいらっしゃいます。心より御冥福をお祈りもうしあげます。  また、先日の台風12号は、九州、福岡も直撃との予報に、古賀市も早くに土砂災害警戒区域への避難準備情報を出していただき避難を呼びかけていただきました。幸い台風はそれ、古賀市では大きな被害も避難された方もいらっしゃらなかったと伺っております。  9月1日の防災の日は、多数の死者、被災者を出した1923年関東大震災の教訓を後世に伝えるとともに、本格的な台風シーズンを前にして、自然災害に対する認識を深め、防災体制の充実と強化を期すために制定されました。この防災の日及び8月30日から9月5日の防災週間を中心に、改めて防災意識を高める期間であったと思いますが、今回のことでますます市民を災害から守る準備、行動の重要性を感じたところです。私たち一人一人も古賀市防災マップなどを活用したり、非常持ち出し品、非常備蓄品を準備したり、近隣との連携をとっていくなどの事前の備えをしていく。またますますの地域防災力の強化に努めてまいりたいと思います。  それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。今回も2件について質問させていただきます。  初めに、さらなる投票率向上に向けての取り組みについてです。7月に行われた参議院議員選挙は、18歳選挙権の導入に加え、古賀市においては当日の投票終了時間2時間繰り上げと、初めての商業施設での期日前投票所の設置と新たな取り組みとなりました。この新たな選挙制度の取り組みに投票しようとする有権者が投票しやすい環境を整えていくことは大事だと思い、平成27年第4回定例会において、その周知の仕方や投票率向上に向けての具体的な取り組みをお伺いさせていただきました。今後も続く選挙制度ですので、次回につなげていきたいとの思いから、このことも踏まえていただき、以下質問をさせていただきます。  1、今回実施してみて古賀市独自の選挙制度をどのように評価されましたか。  2、投票当日の終了時間が早くなったことの市民への周知は十分であったと思われますか。  3、商業施設での初めての期日前投票所での対応は十分だったでしょうか。  4、新たな選挙体制で費用対効果はあったと思われますか。  次に、高齢化社会に対応し、安心して暮らしていくためについてです。最近、介護に関しての問い合わせや市民からの相談が多くなってきました。総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といいます。世界保健機構──WHOや国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を高齢化社会、14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた社会を超高齢社会というそうです。日本は、1970年に高齢化社会になり、1994年に高齢社会になりました。2007年には21.5%となり超高齢社会になったそうです。2010年10月の時点の高齢化率は23.1%で、今後も高齢化率は上昇傾向が続くとみられています。  このような状況の中で、2025年以降は国民の医療や介護の需要がさらにふえていくことが見込まれています。このため、国においては2025年をめどに高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援、サービス提供体制、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。  古賀市においても、介護が必要になっていく方がふえている中で、介護に対する取り組みも新制度に移行しています。高齢化社会と言いましたが、古賀市は総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合がことしの4月で24.1%と21%を超える超高齢社会です。でも、そのことは人生経験豊かな大先輩がたくさんいらっしゃるということで喜ばしいことだと思います。これまで長年働いて私たちを育ててくださった親や祖父母の世代です。その方々が住みなれたこの古賀で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、古賀市でも現在介護予防日常生活支援総合事業が進んできています。一人一人の安心な暮らしを守ることは高齢化率がふえていく中でますます大切なことであることから、以下質問いたします。  1、現在介護予防、日常生活支援総合事業が進んでいますが、新たな制度になったことで不都合が出てきた方や事業所への対応は現在どのようになっていますでしょうか。  2、介護を必要とする方がいる家族へのサポートについて、どのようにお考えでしょうか。  3、介護サポーター制度がスタートしたばかりではありますが、市民の反応や今後の発展について、どのように考えられていますか。  4、少しでも健康で長生きするために、誰でも知っているラジオ体操を活用してはいかがでしょうか。  以上、それぞれを選挙管理委員会委員長と市長に答弁を求めます。 131 ◯議長(結城 弘明君) 選挙管理委員会委員長。                 〔選挙管理委員会委員長 原田弘吉君登壇〕 132 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 古賀市選挙管理委員長として御質問に答えていきたいと思います。  質問の趣旨の部分でございますが、今回の参議院選挙についてですね、十分な取り組みができてないという、じゃないかということでございますので、この点についてですね、質問事項の中でですね、評価とかいろいろございますが、御指摘のとおりですね、まだまだ完全のところまでいったとは自分たちは思ってないということで、以下答えていきたいと思います。  第1点目の御質問に答えたいんですが、評価というのは、自己評価というのはですね、一応選挙管理委員会としてはやらないと、やってないということですね。自己評価ですよ。これはどうしてかといいますと、選挙権を持つ市民の方が評価する問題であるということです。そして厳しい御批判がございましたら、それに取り組んでですね、いい案をつくっていきたいということでございます。  それだけで答えが終わるわけじゃございませんが、質問に沿ってですね、第1点目についてでございますが、2時間短縮をしたということでどういう効果があったかと申しますと、投開票事務ですね、これが効率的にできたと。それから二つ目が、投開票従事員ですね、かなりの人員を割いて従事投票でやったんですが、暑い中ですね、2時間短縮したということで従事者から非常によかったということで私たちは聞いております。そういうことで、2時間短縮したから短くなったなということでございますが、朝6時半から18時半ということで、これも非常に12時間体育館で缶詰めというのは、非常にこれも酷な話でございますが、それでも2時間短縮したということで、非常によかったと、これは従事員の話ですがね、ということでございます。第1点、2時間短縮の点については。  それから、期日前投票所の増設、これについてはですね、7月8日の金曜日、7月9日の土曜日ということで2日間お店の御都合もございまして、10時半から19時半という時間帯で実施をやりました。これについて、私たちは1,500人ぐらい来たらいいかなというような感じで取り組んどったところ、実際は3,500人という、それは私も現場で見ましたがね、とにかく人がたくさん来たということですね。喜ばしいことやなということで、期日前投票所の商業施設での施策というのは、これは非常に投票者の関心が高かったということに尽きるんじゃないかということです。  それから、投票率が結構上がりまして、胸をなでおろしているんですが、やはりそれに貢献したのは投票割ということです。51店舗がこれに参加いたしまして、これも非常に好評だったということでございます。  それから、第2点目の市民への周知は十分であったかということでございますが、この点についてはですね、二つほどあるんですが、先ほど平木議員さんの質問内容にもありましたように、18歳、19歳というのが新たにできましたので、こちらにかなり力を割いて一般投票者の分が若干不足したかなということでございますが、10項目ぐらいにわたってですね、やれることはやったと思っております。10項目ですね。その中でも特によかったのは、新聞、テレビ報道、古賀市の期日前投票というのは非常にテレビのほうも関心がありまして、何回も放映していただいたということでございます。まだやるべきことがあると思うんですけどね、それはまた次回に反省しながらやっていきたいと思います。そして、自己満足することなくですね、まだまだこの点についてはですね、次の新しい選挙管理委員さんが26日ですか、誕生いたしますので、引き続きその点についてはやってもらうように引き継ぎをやりたいと思っております。  それから、3点目の商業施設ですね、さっきも触れましたが、商業施設の効果はさっき申し上げたとおり3,500人に達したということでございます。しかし、この投票開始時間が10時半、10時に店があくわけですが、開店してずっと入ってきて、30分までの間、若干待っていただく方もいたということでございます。そういうことで、投票者を待たせるということのないようにですね、やっぱり改善を図っていきたいと思っております。  それから、予想外に自分たちが想定した以上に人が来た関係で、対策としては人をふやしたということでございます。9日の金曜日には2人、それから土曜日の午前午後、2名ずつ増員して対処したということです。現場を見てみますと、やはり普通の投票所と違って店の一画ですから、入っていいものか悪いものか迷っているというふうな人が若干いますので、これは案内人がついてですね、案内したということで、非常に他の投票所よりも人員がたくさん要ると。大体1投票所に13人ぐらい配置しておるんがですね、サンリブの場合16人ぐらい配置しとるですね。案内人が要るということで。店のですね、非常に協力もありまして、流れとしてはスムーズにいったのではないかと思っております。  それから、4点目でございますが、費用対効果ですね、これについてはですね、費用はサンリブで約100万円つかっております。新しく施設というんですか、そういうのも改善をしてですね、そういった経費を含んで100万円ぐらいかかっております。そして、一方、2時間の繰り上げ投票のあいた人件費、これが45万円ぐらいになるんですね。差し引き55万円の支出があったということでございますが、次回例えばサンリブで同じようにやるとしたら、この経費100万円が半分ぐらいになるんですね。初期設定はしておりますので、そしたら大体とんとんぐらいにいくんじゃないかというふうに推計をしております。せんきょ割、投票率を上げたせんきょ割でございますが、これは26万かけております。これはもうサンリブのこととちょっと別格で、これは続けていきたいと思っております。  そして効果、費用対の効果のほうですが、自分で言ったら、本当自己満足に尽きるかもわかりませんが、投票率上がったですね、非常に。全国平均からも上がったし、県下の平均からも上がったということで、非常に私自身胸をなでおろしております。前回の議会での投票率が落ちたら再検討せないかんなということで申し上げとったんですが、やはり効果が出れば非常にいいと私は思っております。  それとですね、県内の市、町からこの古賀がとった選挙制度についてですね、問い合わせが数件来ております、実際ですね。そういうことで、この効果をそういった市町がですね、評価をして自分のところもやろうかということになるんじゃないかと思っております。そういったよそからの見方もございますので、平木議員さんの御質問を真摯に受けとめてですね、これからも一歩一歩努力をして、やっぱり古賀市民のためになることをやっていきたいと思っております。ぜひ議会の方もですね、御賛同いただいて協力していただいて、アドバイスをいただきながら改善を図っていきたいと思っております。  以上でございます。ありがとうございました。 133 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕                       〔古賀議員 退室〕 134 ◯市長(中村 隆象君) 平木議員の2件目の御質問、高齢化社会に対応し安心して暮らしていくためにはについてお答えします。  1点目についてお答えします。本市では、平成28年4月から介護予防日常生活支援総合事業を開始し、現在までおおむね順調に推移してきておりますが、一部の利用者については、利用していたサービス事業所が総合事業の指定を受けなかったことにより事業所を変更しなければならない状況が生じております。その際、担当のケアマネジャーが利用者の自立に適した事業所を紹介するなど、寄り添いながら対応に努めているところです。また、現時点では事業所からの不都合や要望等については、特段報告があっておりませんが、今後も引き続き利用者の自立に向けたサービスの提供ができるよう、体制づくりを進めてまいります。  2点目についてお答えします。介護を必要とする方の家族へのサポート体制については、適切な介護サービスの情報提供や介護の不安などを気軽に相談できる窓口として、地域包括支援センターや居宅介護事業所などがあります。また、今年度から24時間在宅生活を支えるため、必要なサービスを必要なタイミングで柔軟に対応できる定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスを整備したところでもあります。今後も介護者やその家族の方の声に耳を傾け、自宅で介護が続けられるよう相談支援など、サポート体制の充実に努めてまいります。  3点目についてお答えします。本市の介護予防サポーター制度は、ことしの4月から開始し、現在サポーター登録者は約200人。活動受け入れ事業所や地域の登録申請は30件と徐々にふえており、市民にもサポーター制度が浸透していっているものと感じております。今後については、運動や音楽のサポーター養成を継続していくとともに、介護事業所や地域でさまざまな介護予防活動ができるためのサポーター講座を年2回計画するなど、さらにサポーターの拡充を図ることで地域活動の充実を図ってまいりたいと考えております。  4点目についてお答えします。介護予防の視点での家トレや玄米ニギニギ等の体操とあわせ、ラジオ体操の効果についても十分理解しており、ヘルス・ステーションやさまざまなイベントを通じ、健康づくりの一環として積極的に推進しているところです。現在、市内の公園などで定期的にラジオ体操を実施されている地域もあることから、今後さらに自主的に取り組んでいただける地域の拡大に向け、予防健診課や関係課などが連携を図りながら取り組んでまいります。                       〔古賀議員 入室〕 135 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 136 ◯議員(4番 平木 尚子君) それでは、順次質問をさせていただきます。  まずは、今回の選挙において取り組んだ新しい選挙制度に対し、先ほど古賀市独自の選挙制度の評価を選挙管理委員会委員長よりおおむねよかったんではないか、でも自己満足することなく、まだまだ改善するところもあるのではないかという細かい評価をいただきました。私も12月の一般質問において、新しい選挙制度の市民への周知について質問をさせていただきました。その際、機会あるごとに繰り上げ時間になっていますよということを十分に周知徹底を図っていきたいとの御答弁でしたが、具体的にどのような周知の方法をとられたのか、改めて教えていただけますでしょうか。 137 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 138 ◯総務課長(柴田 武巳君) 選挙管理委員会書記長という立場で御答弁させていただきます。  まず、周知につきましては、各個人に配付いたします入場整理券へ選挙時間の記載をしております。それから、広報こが、ホームページ、防災行政無線、防災メール、広報車、それから市作成啓発チラシを新聞に折り込んでおります。それと、区長会で周知依頼、それから市の封筒に選挙時間は6時までですというような印刷をして、市の封筒を送る方にはそれが見ていただけるような形で周知に取り組んでおりました。以上です。 139 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 140 ◯議員(4番 平木 尚子君) 私も気にしながらずっと見ていましたが、6月号の広報では、中ほどのページに大きく取り上げられていました。ほかに回覧板があったのかなと思うんですけども、今本当におっしゃっていただいたたくさんのことがあったと思います。ところが、回覧板だったりいろんな封筒、それからメールとかそういうことに関しては、なかなか忙しい方や隣組に加入されていない方、それからお仕事に行かれている方というのは目にする機会も少ないのではないかな、またごらんになっていらっしゃらない方もいらっしゃるんじゃないかと思っております。  県から配布された候補者が記載された広報紙には、投票時間は通常の午前7時から午後8時までの文字が大きく書かれ、古賀市は18時までということは、もちろん県からの広報なので書かれておりませんでした。たしかに投票の整理券には時間は書いてありましたが、そこにはいつもと同じように、ただ投票時間という、18時までというのみが黒の文字で記してありました。  これでは本当に混乱もするし、変更に気づかなかった方も多いのではないかと心配しておりました。案の定、私の周りでも直前まで投票時間の変更を知らない方がいるので、何とか周知をさらに徹底してほしいとの話が何度かあり、防災無線や広報車を活用して、時間の変更の周知徹底をお願いしました。  市長、今回古賀市で広報車での時間変更の広報とか、防災無線でのお知らせは聞かれましたでしょうか。また、その内容は伝わりましたか。 141 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 142 ◯市長(中村 隆象君) 記憶は定かではないんですけど、広報車の放送を聞いたことがあります。 143 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 144 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。職員の方々も暑い中、広報車を出していただいたり、事あるごとに対応していただきました。私も当日、たまたま道を歩いているときに遠くから流れる防災無線からのお知らせを耳にしましたが、その無線の性質上ほとんど聞き取れず、何かを言っているなということを思って耳をそばだてると投票時間のお知らせだったということがわかりました。  また、広報車にも出会いました。本当に御苦労していただいているなとの感謝の思いでしたが、これもちょっと残念なことに、ボリュームを上げれば御近所の迷惑になるんでしょう、クーラーがかかっている室内には聞こえないくらいの控えめなボリュームでした。当日はお天気もよく、遠くに出かけられ、これらのお知らせを聞かれなかった方もいらっしゃるかもしれません。  そこで、当日終了時間の18時を過ぎて終了時間の変更を知らずに投票所に来られた方はどのくらいいらっしゃいましたでしょうか。 145 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 146 ◯総務課長(柴田 武巳君) 18時に投票所を閉めまして、その後大体片づけが30分程度だったかと思います。その間に各投票所の庶務係が把握している人数といたしましては、20名から25名の方がいらっしゃったということでございます。 147 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 148 ◯議員(4番 平木 尚子君) 今御報告いただいた分は、会場を片づけるまでの大体15分から20分ぐらいだったんじゃないかなと思ったんですけども、そのくらいの人数ですけども、20人から25人の方が投票できなかったとおっしゃいました。  私もどこまで周知ができているのか気になり、18時を過ぎて、間違って投票に来られる方がいないようにとの願いも込めて、18時終了直後から地元の第8投票所である花見小学校に行ってみました。すると、投票の整理券を持った方が何人も来られていました。ゆっくり歩いて来られる方、車で来られる方といましたが、会場が閉まっていることを確認して帰られていました。私も19時くらいまで近くで見ていましたが、花見小学校だけでも1時間の間に40人くらいの方が来られていました。また、第9投票所の花鶴小学校では、当日サッカークラブの保護者の方々がいらっしゃり、投票所に時間を過ぎて来られてそのまま帰られた方がいらっしゃったとも伺いました。20時までとなるとどうだったんだろうと思います。  1会場での人数を考えると、11会場全体ではどのくらいの方が投票するつもりでできなかったのだろうと思いますが、この状況について、いかがお考えでしょうか。 149 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 150 ◯総務課長(柴田 武巳君) 実際18時以降に来られた方がいらっしゃった点につきましては、我々としては課題として捉えなければいけないと考えております。ですから、今後の周知の方法、周知期間等をまた再度選管でも考えていきたいと思っております。 151 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 152 ◯議員(4番 平木 尚子君) 本当にありがとうございます。  第8投票所だけが多かったというわけではないと思います。1会場で40人から50人いたとして11会場で、もしかしたら四、五百人くらいいたんではないかなと思います。一人残らず変更があったことを知らないことがないように、周知徹底してほしいとの思いはもちろんありますが、現実それは難しいにしても、古賀市の投票人数の状況で、これまで18時から20時までの人数が約1,500人前後ということを考えると、その約4分の1から3分の1の方が変更を知らずに投票に来られたということになるのではないかと思います。それは本当に少し多いのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 153 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 154 ◯総務課長(柴田 武巳君) 済みません、今の状況で、もし18時以降に来られた方が何人かという分につきましては、我々としてはもう推測する手段がございませんので、その点に関しては、済みません、わからないとしかお答えのしようがございません。
    155 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 156 ◯議員(4番 平木 尚子君) これまで長年投票終了時間が20時だったことが定着し、それがまさか変更になったとは考えてもいない、また気づかない方もいたのではないかと思いますが、気づく機会が少しでも多くなるような工夫はもっともっとなかったのでしょうか。例えば、先ほど整理券に時間の記載がされていたっておっしゃっていただきましたが、本当に見ただけでは変更がわからない、黒で普通に書いてあったんですね。でも例えばその変更の部分の18時を赤にするとか、また大きくするとか、変更がわかるようにはできなかったのか。また、周知のためのポスターができなかったのか。県からの広報紙と一緒に古賀市の投票時間が変更になったことをお知らせするチラシを入れられなかったのか。  もちろん費用もかかることですので限界はあるかと思いますが、もとより最初に力を入れて、次回以降スムーズに進める予定ではなかったのではないかと思いますので、周知について工夫した点やこうしたほうがよかったと思うことがありましたらお聞かせください。 157 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 158 ◯総務課長(柴田 武巳君) 平木議員御指摘のように、入場券の時間の記載については工夫があってしかるべきだったなと反省している点でございます。県の広報紙でございますが、原則として8時までという言葉が入っておりまして、特別に古賀市は6時までですという言葉が入っておりません。これは県の広報紙なのである意味当然なのですが、県の広報紙を各戸配布されたと、基本的には近いタイミングでうちは6時までですという選挙のチラシは新聞に折り込んでいったりはしておりました。 159 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 160 ◯議員(4番 平木 尚子君) 済みません、その新聞のチラシは私は全然気がつきませんでした。でも気がつかなかった方もいらっしゃるのかなと思うんですが、私も気をつけて見ていたつもりではいたんですが、それは本当に気がつきませんでした。でも、これらのことを踏まえて、今後周知の仕方、あるいは投票時間について、どのようにしようというふうにお考えがありますでしょうか。 161 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 162 ◯総務課長(柴田 武巳君) 一つは、まずもう先ほど来申し上げておりますように、入場整理券は各個人一人1枚ずついくものですから、それに対しての記載をわかりやすくすることを考えております。それから、周知方法につきましては、ある程度ですね、これ以上となるとなかなかちょっと思いつかない部分もございますので、先ほどちょっと申し上げましたけど期間ですね、周知の期間をちょっと長めにとるようにとかができればやっていきたいと思います。  ただ、周知するに当たって、今回の選挙もそうでしたが、実は7月10日と決まるのが普通より遅かった関係がございます。ですから、周知する場合は選挙日と一緒にするのが効率的だろうとは思っておりますが、ですから早目から周知できるような状況のものは、古賀市の選挙の時間は6時までですよ、18時までですよというような周知に努めていきたいと考えております。 163 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 164 ◯議員(4番 平木 尚子君) 次に、今回商業施設であるサンリブでの期日前投票所を投票日直前の金、土曜日限定で開設していただきました。私の周りにも買い物のついでにサンリブで期日前投票に行ってきたといわれる方が多くいらっしゃいました。事実、2日間の開設にもかかわらず市役所での期日前投票者7,979名に対し、サンリブでの期日前投票は先ほど選管の委員長もおっしゃったように3,500人の全体の約3分1近くが利用されたようです。  実際に私も行ってみました。投票するのにかなりたくさんの方が並んで順番を待ち、会場に入っていかれていました。候補者の名前が小さくて見にくくてわからないとのお声が上がっておりましたが、その後候補者の名前などを目が届くところに張っていただくように対応してくださいました。また、わかりづらい方は係の者に声をおかけくださいとの案内も張っていただきました。  受付や対応してくださる職員の方の人数が初日は、最初は少なく、せんきょ割のための期日前投票の証明を出していただいたりということもあり、お声かけをするにもその場にじっとされる余裕がないぐらい、大変御苦労だったように思います。翌日には職員の方の人数もふやして対応していただいたようですが、想定していた以上の混雑ではなかったかと思いますが、人の対応や準備も含め、対応は十分であったと思われますか。 165 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 166 ◯総務課長(柴田 武巳君) 委員長もお答えしましたように、我々も当初の見込みよりかなり多い方がいらっしゃいましたので、急遽ですね、金曜日の夕方からですね、金曜日の夕方から増員したというような形をとっておりました。 167 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 168 ◯議員(4番 平木 尚子君) 初めての試みでやってみないとわからないこともたくさんあったと思います。その中で、次々に手を入れて選挙管理委員会の皆様が奮闘してくださる姿には、本当に頭が下がる思いです。そこで、今回新たな選挙体制になったことで、当初の目的の一つであった費用の削減効果は、これから同じ体制で進めるとして、大いにあった、もしくは予定どおりの削減効果はあったと考えられますか。 169 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 170 ◯総務課長(柴田 武巳君) 削減効果につきましては、まず2時間短縮したことにつきまして、先ほど委員長も答弁しましたように約45万円。これはですね、投票事務にかかる分でございます。開票事務のほうも2時間早くできると当初は見込んでおりましたが、これは県の選管との調整によりまして、開票時間は1時間しか早くできませんでした。ですから、それも含めて45万円。去年の答弁では大体55万円ぐらい削減できるんではなかろうかというような答弁だったかと思いますが、結果的に45万円の削減という形になっております。 171 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 172 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。  前回投票率が少ないのは候補者に魅力がないからとのお話もあり、大変重く受けとめましたが、私は純粋に投票しようと思っている皆さんの投票権が守られるのであれば、費用を見直したり従事者の負担軽減をするなどの体制を見直したりすることは必要なこともあるかと思います。  ただ、それを進めるときに、こちらの都合だけで単に進めるのではなく、市民の方がいてくださっての古賀市です。どうすればその皆さんに伝わるか、困る人がいないか、こうすればフォローができるのではないかなど、市民の権利、市民の立場、弱者の立場、あらゆる立場に立って、もっともっと寄り添い、細かい配慮を重ねていくことが必要ではないかと思います。  市長、古賀市民を守る長としていかがお考えですか。 173 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 174 ◯市長(中村 隆象君) 選管委員長も申されましたように、決して完璧であったとは思っていないと、これからも改善すべき点は改善するということです。私もそのようなふうに考えておりまして、今後とも周知徹底につきましては、次回はかなりもう周知されているとは思いますけれども、念には念を入れて行いたいと思います。 175 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 176 ◯議員(4番 平木 尚子君) また改めて選挙管理委員長にお伺いいたします。次回以降もこの制度で進まれるおつもりでございますでしょうか。 177 ◯議長(結城 弘明君) 選挙管理委員会委員長。 178 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 私が25日までで終わりますので、約束はできませんけどね、行政の継続性という面では、引き継ぎをしてですね、やってくれるものと思っております。お願いしときます。 179 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 180 ◯議員(4番 平木 尚子君) わかりました。もちろん職員の方々はこのことだけを仕事にしているわけではありませんので、お忙しいことは十分承知です。でも、このままの体制で取り組んでいくのであれば、回数を重ねればなれる、またはだんだん周知していくというのではなく、次からもすぐに投票しようとする市民の皆様も不都合がなく、安心して投票ができ、さらに投票率も上がるよう、本当におっしゃってくださったように、力を入れていただければと希望し、次の質問に移ります。  それでは、介護に関してお尋ねをしたいと思います。最近、市民の方から介護に関しての問い合わせや相談を多くいただいています。現在、介護予防日常生活支援総合事業が進んできています。地域包括ケアシステムは、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供されるもので、できるだけ地域でサポートしていこうとの取り組みです。制度が確立するまでの移行中で、これまでの制度ではできていたことが新しい制度になり、利用できなくなったので困っているとのお声を随分いただきました。また、立場が変わればこれまでと同じサービスを希望されている方に継続的に同じサービスを提供して差し上げたいのに、制度が変わったことで提供できなくなったのでお断りするのに胸が痛むとの事業者さんから声もあります。  市では、このような方々の声をどのように受けとめていらっしゃいますか。 181 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 182 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) ことしの4月から介護予防日常生活支援総合事業ということで制度が大きく変わったわけでございますが、それに伴いまして、議員おっしゃいますように、一部指定登録の事業者が変わったり、またサービスの内容が変わったという方の相談も受けているということはもう事実でございます。これに対しましては、担当のケアマネジャーが基本的には寄り添いながら対応していくしかないということで考えておりますので、例えば具体的に新しいサービスを利用する際、また事業所を利用する際には、できれば体験をしていただくとか、具体的には新しいところをそれぞれ利用する方、また家族の方が納得した上で新しいサービスを利用していただくということで対応させていただいていますので、今後も引き続き寄り添った対応ということには心がけていきたいと思っております。 183 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 184 ◯議員(4番 平木 尚子君) 温かいお言葉、ありがとうございます。  通所型サービスを行う事業所では、古賀市の基準緩和の指定を受けていない事業所で、これまで受け入れていた要支援の方を受け入れることができないようになり、そこに通い、職員の方々やほかの利用者さんと我が家と同じように安心して支援を受け、楽しく過ごすことができていた利用者さんが、その場をなくしてしまい大変つらい思いをしているとの声を伺いました。  介護保険制度の改正により、小規模の事業者は基準緩和の指定を受けることで経営が難しくなってくることでやむなく指定を受けなかった、また受けられなかったと聞いております。これまで要支援で通所していた高齢者の方がなれ親しんだところに通えなくなり、新たな事業所に移転するか自宅で地域の支援を受けていくかになられるとのことです。それは今説明をいただいたとおりです。  高齢者にとっては環境が大きく変わることは、鬱や認知症の引き金になりかねません。また、御家族の御心配や御苦労もいかばかりかと思います。新たな制度に移行してもそこから新たに支援を受けられる場合は、その支援のあり方がスタートになりますが、これまで受けられていた支援が受けられなくなり、そこに本当に不都合ができてしまう方については、もう心ゆくまで相談に乗っていただく。また、ほかに何かしらできることはないか、もっともっと寄り添っていただけないかなと思いますが、その点はいかがでしょうか。 185 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 186 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 利用される方の不安を少しでもなくすためには、現在地域包括支援センターが中心となりまして、相談体制を強化していくということしかないかなというふうに思っておりますので、その点については十分対応していきたいというふうに考えております。 187 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 188 ◯議員(4番 平木 尚子君) また、古賀市には小規模ながら通所型の施設もたくさんあり、これまで要支援の方々にもサービスを提供してこられました。ところが、これも介護保険の制度が変わることにより、サービスの提供が難しくなったと事業者の方から悲鳴が上がっています。また、デイサービスもだんだん午前中のみの時間になっているところがふえ、利用者や御家族からも不安の声が上がっています。これも介護保険改定による経営上の問題のようです。  これからの社会情勢を見て、介護の状況が変わることは仕方がないこと、また必要であることかもしれません。けれど、地域包括ケアシステムの構築のプロセスは地域差があることから、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくものだといわれています。小規模であるからこそアットホームな雰囲気が合う方もたくさんいらっしゃると思いますし、自宅から近くてありがたいという方もいらっしゃると思います。  今、短期間で移行していくと、体制を整える前に困ったことになるのではないかと思います。もちろん現在の形が進み、移行になったほうが便利になったこともありますし、必要なことは言うまでもありません。また、新しい制度を活用していくことで元気になられる方もいらっしゃると思います。でも、現在の制度を必要とする利用者やその御家族、そしてそれを支援する事業者への移行に対して柔軟な対応をお願いしたいと思いますが、本当にケアマネジャーさんのお力もかりながらではありますが、本当にそういった対応の、また現在の状況、そういう方が何人ぐらいいらっしゃるか、今わかりますでしょうか。 189 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 190 ◯介護支援課長(森下 早苗君) 今総合事業に移ったことでお困りの方の人数ということでよろしいでしょうか。現在のところ、一人一人ケアマネジャーが寄り添いながら、本当に部長もお答えいたしましたが、そういった対応をしておりますので、一時的に不安はあった方はいらっしゃいますが、今現在は落ち着いて違う事業所に通われたりされている方がほとんどだというふうに聞いております。 191 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 192 ◯議員(4番 平木 尚子君) 安心しました。  次に、将来的には必要な地域包括ケアシステムが進んでも、御家族に介護や支援が必要な方がいらっしゃる御家庭は自宅での負担も大きく大変になってきます。御夫婦ともに御高齢で、そのどちらかが介護や手助けが必要になったときに支えていくパートナー、また親子で同居しながらも、子世代は仕事に行く、親世代は介護やサポートが必要になったということもあります。どのようなパターンでも家族で介護をする、もしくは地域の支援が必要になることもふえてまいります。  そうなったときに、介護やサポートをする家族が仕事をやめなくてはならなくなるようなことがないように、もしくはときに介護をする御家族もリフレッシュできるような、そんな御家族をサポートしていく体制は整えられていますでしょうか。特に、認知症の方を支える御家族は本当に大変な御苦労があります。そんな御家族がほんの1日でも気が休まるためのサポートというのはどのようなものがあるでしょうか。 193 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 194 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 介護の方を支えるということで、家族の方、特に認知症の方を家族で支えていくということは、非常にやっぱり御苦労は多いということは重々認識はしているところでございます。また、現在国におきましても、介護離職ゼロという施策の中で、特に仕事と介護の両立、相談支援体制の充実ということで、これ、国を挙げて取り組むということで位置づけられていますので、本市としましても、特に家族の方へ対する支援、地域で支え合うということも念頭に置きながら、まずは相談できる窓口、そういう体制づくりに努めていくということで臨みたいということで考えております。  その中で、レスパイト的な介護をされている方が一時的でも気を抜く時間等も必要だということもございますので、この点につきましては、実情を見ながら柔軟に対応できるような体制づくり含めて今後検討はしていきたいというふうに考えております。 195 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 196 ◯議員(4番 平木 尚子君) ぜひよろしくお願いします。  また、高齢者が病気になったり骨折したりして急に介護が必要になり、介護認定を受けようと思っても、その状況によりすぐには認定ができない、結果が出るまでも1カ月ほどかかるというときは、その方を支える御家族はどう支えてよいかわかりません。また、介護のための必要なリフォームもできないので、家の中で介護をするのは大変というときはどのようなサポートがありますか。 197 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 198 ◯介護支援課長(森下 早苗君) 介護保険の認定を受けられる方は、本当にさまざまな御事情がおありで、その方に応じて対応をしておりますが、結果が出るまでに多少なりともお時間がかかりますので、そういった方については、デイサービスであれば体験を利用していただくなど、また本当に必要な方につきましては、住宅改修や福祉用具につきましては、暫定的に結果が出る前も暫定的にサービスを提供しているところでございます。 199 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 200 ◯議員(4番 平木 尚子君) 今回、私も介護のことで寄って館でいろいろな相談をさせていただきました。ここでは窓口に行けば本当に親身になって相談に乗ってくださいます。ところが、市民の方からは何をどう相談したらよいのか、どこに聞いたらよいのかわからない、また尋ねてもそれはできませんと一言で終わってしまう場合があるとの御意見を大変多くいただいています。これは誠実な職員の方が公平にわかりやすく答えてくださっているのだと思います。けれど、市民の方にはその思いが伝わっていないようです。  そこで、困っている市民の方に一歩深く寄り添って声をかけていただき、一緒に考えていただければ、さらに相談しやすく、心が軽くなるのではと思いますが、いかがでしょうか。 201 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 202 ◯介護支援課長(森下 早苗君) 大変窓口でおつらい思いをさせたということについては、本当に深く反省したいと思います。そういったことがないように、本当に家族の方、利用者の方には寄り添いながら相談を受けてまいりたいと今後とも思っております。 203 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 204 ◯議員(4番 平木 尚子君) ありがとうございます。  介護を受けられている本人もきっと心苦しく思われていることもあるかと思います。でも、御家族が心軽やかにいつも明るく接していらっしゃると、きっと安心され、その心の負担も軽くなるのではないでしょうか。市は、大きくそのお手伝いをしていただければと思いますが、市長、いかがでしょうか。 205 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 206 ◯市長(中村 隆象君) おっしゃるとおりだと思いますので、制度はいろいろ変わりますけれども、変更時にはいろんな混乱が起きます。そのときに当たっても運用するのは職員でございます。人間でございますので、そういうところを人がカバーするという気持ちで対処してまいりたいと思います。 207 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 208 ◯議員(4番 平木 尚子君) さて、現在進められている介護予防日常生活支援総合事業では、介護予防サポーター制度が始まり介護予防サポーターの登録も始まりました。これは介護予防サポーター本人が65歳以上で高齢者の介護予防を目的としてのボランティア活動です。まだ活動も始まったばかりですが、サポーターになりたいと登録してくださる方もいてくださり、皆様の思いが本当にありがたいと思います。  ところが、例えば運動サポーターになったときに、もしも相手の方がけがをしてしまったらどうしよう。また、サポーター活動中に相手の方に何かあったらどうしようと不安を抱え、登録に至らない方もいらっしゃると伺っています。でも、できるときにできる方がお互いさまで支え合う制度なので、そのような心配はしなくてもよいようにサポーター活動保険もあると聞いています。介護サポーターの安心と活躍の場は今度どのように広げていこうと計画されていますでしょうか。 209 ◯議長(結城 弘明君) 介護支援課長。 210 ◯介護支援課長(森下 早苗君) 介護サポーター制度につきましては、今年度から新たに始めた事業でございますので、いろんなところで周知をしながら、また講座のほうも年に2回ほど新たに追加しましてサポーターになる方をふやしていきたいというふうに考えております。  また、御心配の保険につきましては、充実した保険を市のほうで保険会社と契約をさせていただいて、保険も対応できるように、サポーターの方がけがをした場合、また利用者の方が何かあった場合にも保険が出るような形で契約をしているところでございます。 211 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 212 ◯議員(4番 平木 尚子君) では、65歳以上の方も安心して介護サポーターに登録していただいていいのですね。 213 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員、続けてください。 214 ◯議員(4番 平木 尚子君) これからは、今元気な方々が元気に年を重ねていけるように、ますます介護予防に力を入れていかなければならないと思います。この夏休み、朝車で移動していると、あちこちで小学生のラジオ体操があっていました。その中で、ところどころ御近所の御高齢の方も御一緒にされているほほえましい場面に出会いました。  現在のラジオ体操第1が制定になったのは昭和26年で、ことしで65年になるそうです。そして翌27年には第2が誕生しました。以来ラジオ体操は年齢を問わず、いつでも気軽にできる体操として親しまれてきました。ラジオ体操は、第1、第2とも13の動きから構成される全身運動で、頭から爪先までバランスよく刺激を与えられるように考案されています。  神奈川県立保健福祉大学の研究会がラジオ体操3年以上、週5日以上実践している55歳以上の男女543人の健康状態を調査したところ、男女とも各年代で基礎代謝量や筋肉量から算出する体内年齢が実年齢よりも20歳も若いという結果が出たそうです。また、血管年齢や骨密度なども良好な数値であることがわかったそうです。  現在、介護支援課で家トレのテキストをつくっていただき、高齢者の方にも簡単にできるように工夫して推進してくださっています。でも、まだまだ動ける、朝も散歩が楽しいなどと言われる方も多いと思います。そこで、古賀市でもいつまでも健康でいられるように、誰でも知っていて簡単に取り組めるラジオ体操をますます推進してはいかがでしょうか。 215 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 216 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) ラジオ体操の効果につきましては、平木議員に御紹介いただきましたように、全国規模の調査でも健康づくり等で効果があっているということは、私も認識しているところです。それとあわせまして、特にラジオ体操の大きな効果としましては、世代を問わず誰でも気軽に参加できるというようなところと、また継続しやすい、いつでもどこでもできるものだということもありますし、また参加することによって顔見知りがふえ、またひいては安否確認等にもつながるというさまざまな効果がありますので、市としましては、今後も地域で自主的に実施できるようなところを働きかけをしながら推進していきたいというふうに考えております。 217 ◯議長(結城 弘明君) 平木議員。 218 ◯議員(4番 平木 尚子君) 聞くところによりますと、幾つかの自治体ではもう既に工夫した形でラジオ体操に取り組んでいるところもあるそうです。それがこれからの介護予防にもつながっていくものと思います。また、夏休みのラジオ体操は、朝早いと御近所が迷惑だからと時間を遅くしたり、取りやめるところもあると聞いています。ぜひ地域を巻き込んで健康と介護予防、地域交流の一石三鳥に取り組んで、地域包括ケアシステムの構築の一環とし、元気な古賀市になっていただければと願い、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 219 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、平木尚子議員の一般質問を終結いたします。             ……………………………………………………………………………… 220 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                        午後零時19分休憩             ………………………………………………………………………………                        午後1時30分再開                       〔出席議員18名〕 221 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  次に、伊東洋子議員。                       〔伊東議員 登壇〕
    222 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 皆さん、こんにちは。ふくおか市民政治ネットワークの伊東洋子です。皆さんは、昨年の9月19日、何があった日か覚えているでしょうか。国会の前を多くの若者や国民が反対の声を叫ぶ中、安全保障関連法が7月16日に衆議院で、9月19日に参議院で国民の声を無視し、強行採決された日です。多くの憲法学者が憲法違反との意見を表明する中、十分な審議や説明もなされないまま、数の力で可決されました。戦後71年、日本は憲法9条のもと平和主義を貫き国際貢献を続けてきました。武力で平和をつくることはできません。私たちふくおか市民政治ネットワークは、命と平和を大切にする社会を目指し、これからも活動してまいります。  それでは、通告に従いまして、一件目の質問、市民がつながり活動できるようボランティアの拠点をについて質問いたします。  ボランティアは子どもからシニア世代まで、誰でも自分の興味や関心のあることに、生活スタイルに合わせて参加することができ、社会的課題の解決や自己実現のために、自発性、主体性を持って取り組むことができる活動です。古賀市においても、たくさんのボランティア活動や地域活動などの市民活動が活発に行われています。  第4次古賀市総合振興計画では、政策7の3に共働のまちづくりの推進の基本方針に、さまざまな課題の解決のため、市民参画や校区コミュニティ活動を推進するとともに、地域リーダーの育成や多彩なNPO、ボランティアの主体的な活動を促し、さまざまな主体が共働するまちづくりを推進しますとしています。古賀市の限られた財源の中で、行政だけでできることは限界があります。誰かの役に立ちたい、何かをやってみたいと思う市民と行政がともにまちづくりを進めることで意義のある共働になると思います。  共働のまちづくりを進めていくためにも、1点目、無償で活動するボランティアが気軽に会議や作業に使えるボランティアルームができないか。  2点目、ボランティア活動を広げるためにも、つながり広場のさらなる周知をについて市長にお尋ねいたします。  次に、2件目の子どもたちの学習環境の整備をについて質問いたします。  地球温暖化の影響もあり、35度を超える猛暑日の日数も年々増加傾向にあります。8月には久留米で37度と体温を超える全国1の最高気温を記録し、この夏もうだるような猛暑に見舞われました。熱中症が原因で亡くなられた方も2015年、全国で926人に上り、暑さ対策が命を守るための重要な課題になってきています。  福岡市においては、児童・生徒が健康で快適に学習できる環境を整えるために、ことし公立小中学校の普通教室に空調設備を整備しました。学習環境が整ったことで学力向上を狙って、夏休みを3日間短縮し、授業時数の確保も実現できています。  平成28年度古賀市教育大綱においても、安心して学べる環境の充実を図るために小中学校空調設備を検討するとしています。古賀市の進捗状況はどうなっていますでしょうか。  以上、市長、教育長にお尋ねいたします。 223 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 224 ◯市長(中村 隆象君) 伊東議員の1件目の御質問については私から、2件目の御質問については教育長からお答えいたします。  1件目の御質問、市民がつながりいきいき活動できるようボランティアの拠点をについてお答えします。  1点目についてお答えします。市民活動支援センターつながり広場には、無料で利用できるミーティングスペースを設けており、団体の役員会などの臨時的な会議や軽作業などに御利用いただいておりますので、御指摘のような気軽に利用できるボランティアルームをさらに設置することについては、今のところ考えておりません。  2点目についてお答えします。つながり広場については、隔月発行の機関紙「わ・わ・わ通信」、市公式ホームページ、フェイスブック、市広報紙などにより周知をしているところです。また、リーパスプラザこが中央公民館内に移転したこともあり、場所がわかりやすくなるような表示をしております。今後もより市民に御活用いただけるよう、周知に努めてまいりたいと考えております。 225 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。                     〔教育長 長谷川清孝君登壇〕 226 ◯教育長(長谷川清孝君) 伊東議員の2件目の御質問、子どもたちの学習環境の整備をについてお答えします。  小中学校へのエアコン設置につきましては、平成23年度に3中学校の図書室に冷暖房の設置を行い、平成27年度に全小学校への扇風機設置が完了しております。今後、小学校図書室、普通教室及び中学校普通教室へのエアコン設置については、財政状況を見きわめながら検討してまいります。 227 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 228 ◯議員(2番 伊東 洋子君) それでは、順次質問してまいります。  市長も答弁のとおり、古賀市にはボランティアの拠点として市民活動支援センターつながり広場があります。会議や打ち合わせ、簡単な作業に無料で気軽に使うことができ、スタッフもやさしく寄り添い、相談に応じてくれます。この夏、つながり広場がリーパスプラザこが中央公民館の1階に移転しました。現在、研修棟解体工事のため出入り口が封鎖されていることもあり、人の流れが交流館まででとまっている状態です。また、日曜日と月曜日はつながり広場は休館日で、平日は9時から5時までの開館時間。市長、仕事をしている人や学生ボランティアにとって、つながり広場が気軽に使える拠点になっていると思われますか。 229 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 230 ◯総務部長(中野 敏明君) 時間に確かに制約がございますが、もとの生涯学習推進課のところに行ったことにより、スペース的には少し広くなっておりますので、少しずつ利用がふえてくるのではないかと思っておりますし、時間的には今の時間で対応させていただきたいと思っております。 231 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 232 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 古賀市は、昼間活動するボランティアしか支援してもらえないということでしょうか。せめて5時から10時の間は交流館の一部屋をボランティアに無料で開放するとか、策はないでしょうか。 233 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 234 ◯総務部長(中野 敏明君) 交流館を新たにボランティアルームのような形態にするということについては、まだそこまでは検討しておりません。まずはこのつながり広場での利用をしていただけたらと思っています。 235 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 236 ◯議員(2番 伊東 洋子君) ぜひ御検討をお願いいたします。  市長、市民共働と言うと、普通は協力して働く、この字を使います。しかし、あえて古賀市はこの共に働くという共働の字を使っています。これは中村市長の強い思いがあるとお聞きしました。どのような思いか聞かせていただけますでしょうか。 237 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 238 ◯市長(中村 隆象君) 協力の協には、どちらかが主体性を持ってどちらかが補助するという意味があるように思います。共通の共、後のほうでお示しされたその字には、お互いが対等な立場でパートナーシップを持ってやるという意味があるという思いから、その共という字を使わせていただきました。 239 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 240 ◯議員(2番 伊東 洋子君) ありがとうございました。市長、その思いがあるのならば、お忘れでなければ、ぜひ活動する市民を支援していただきたいと思います。  私は、先日宗像市のメイトム宗像にある市民活動交流館を見学しました。開館時間は8時30分から22時まで。休館日は毎月第1土曜日とそれに続く日曜日です。市民活動NPOボランティアセンターと社会福祉ボランティアセンターは窓口が隣で一緒に相談を受けることもできます。ミーティングスペースや印刷室、フリーWi-Fi、登録料月2,000円で市民団体が事務スペースとして利用できるスモールオフィスも完備しています。  宗像の市民活動NPOボランティアセンターの管理運営は、平成23年度から中間支援組織として活動する市民活動団体むなかた市民フォーラムに業務の一部を共同委託したことで、一層市民目線で業務を心がけていくことが可能になったそうです。  中間組織は、共働を推進する上で市民と行政の間に立ってパイプ役として中立的な立場でそれぞれの活動を支援する組織です。つながり広場もパイプ役になる中間組織が入ることで、より市民目線での活動ができるかと思いますが、市長、中間組織の必要性についてどのようにお考えでしょうか。 241 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 242 ◯総務部長(中野 敏明君) 私もメイトム宗像には、たしか先月だったと思いますが行きました。御存じのとおり、もともとあそこは施設的には古賀のサンコスモと同じ保健福祉総合センターのような機能をもともと持っていた施設でございまして、施設としてはかなり広い施設だと認識しております。そういった中で、施設的にはかなり恵まれているなという印象を受けたのと、もう一つは今言われる組織的なものについて、そこまで私もちょっと話は聞いてきておりませんので、今度また行ったときにどのような組織があるのかということについては、直接私も知り合いがおりますので話を聞いてみたいと思っております。 243 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 244 ◯議員(2番 伊東 洋子君) ぜひ進めていただければと思います。  市民活動支援センターの所管は平成28年度から教育部生涯学習推進課から総務部コミュニティ推進課へ変更になりましたが、その目的と期待される効果をどのようにお考えでしょうか。 245 ◯議長(結城 弘明君) コミュニティ推進課長。 246 ◯コミュニティ推進課長(坂井 義伸君) 教育部から総務部に移管ということで、今までですね、地域コミュニティ室というのがありまして、そこが自治会や校区コミュニティの担当をしておりました。今度、つながり広場のほうはですね、総務部に移管することによって、そういった地域の組織を支援をしているところとですね、市民活動団体等を支援しているところが一緒の課になっております。そういうこともありまして、相互の情報共有とか連携とかを考えているところでございます。 247 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 248 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 先日、第4次古賀市総合振興計画前期基本計画の総括についてまとめた資料が出されれました。65ページに、共働のまちづくりの推進で主な施策に市民活動の支援の項目、市民活動支援センターの機能を強化し、人材バンクの充実やNPO、ボランティアの情報発信や交流を促進するなど、市民活動を支援しますとしています。  現在、古賀市の市民活動は活動内容によって保健福祉部、総務部、教育部などいろいろな課に窓口が分かれていますが、支援とはどういうことを指し、どの部署が統括していくのでしょうか。 249 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 250 ◯総務部長(中野 敏明君) つながり広場では、市民活動団体情報という冊子をつくっておりまして、この中に今年度は76団体登録されております。これはそれぞれですね、さまざまな活動をされておりまして、例えば保健医療福祉分野、あるいは文化芸術スポーツ分野、あるいは環境保全の分野、そして子どもの教育等のさまざまな団体がおられます。こういった団体の活動を総括的に支援するのはこのつながり広場で行いますが、それぞれ環境部門であれば市民部の環境課、あるいは教育部門であれば教育部、そういったところがそれぞれ対応している部分もございますので、あくまでもつながり広場はこういった団体について場の提供をしたりとか、情報を流したりとか、そういった支援をやっていくということで取り組んでいきたいと思っております。 251 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 252 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 確認ですが、それではそれぞれの活動はそれぞれの課でやって、それを統括していくのは総務部ということで思っていてよいでしょうか。 253 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 254 ◯総務部長(中野 敏明君) ちょっと説明が足りなかったかもしれませんが、例えばの話ですが、環境部門ではぐりんぐりん古賀という古賀市環境市民会議というところがございまして、ここは実際の事務局を環境課がやっております。そういうふうにそれぞれの部署でかかわり方、いろいろありますけれども、そういったかかわりを主体的に行いながら、一方ではこういったつながり広場の会場の先ほど言いましたちょっとしたミーティングの場の提供とか、あるいは団体同士の横の連携をするとか、そういったことについて支援をするのがつながり広場ではないかと考えております。 255 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 256 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 現在のような状況は、市民にとってもわかりづらいものになっています。縦割りの枠を外し、拠点を1カ所にしていくことでより一層共働のまちづくりが進むと思います。ぜひ検討していただければと思います。  共働のまちづくりをさらに進めるためにも総合振興計画後期基本計画に市民活動センターの機能強化を具体的に盛り込むお考えはありますでしょうか。 257 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 258 ◯総務部長(中野 敏明君) これも午前中の御質問同様、さまざまな角度からこの後期計画にどうするのかという質問があっておりますが、繰り返しになりますけれども、現在策定中でございますので、その中で議論していきたいと考えております。 259 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 260 ◯議員(2番 伊東 洋子君) よろしくお願いいたします。共働のまちづくりを進めるためにも、活動する市民を支援する体制をぜひつくっていっていただきたいと思います。  では次に、ボランティア活動を広げるためにもつながり広場のさらなる周知をについてお聞きいたします。  古賀市市民活動支援センターつながり広場という名称の中に「ボランティア」という言葉が入っていないため、長年ボランティアをやっている人もつながり広場を利用できると知らずにいた人がいます。これから何か始めてみたいと思っている人がまず手始めにするのは、ネットでボランティア情報を検索する手段があると思うのですが、つながり広場のホームページは古賀市のホームページの中にあるため、ボランティアセンターで検索すると、社協のボランティアセンターにヒットし、つながり広場というワードを知らないとなかなかページにたどりつきません。つながり広場をもっと活用してもらうためにも、古賀市市民活動ボランティア支援センターと名称にボランティアを加えてはいかがでしょうか。 261 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 262 ◯総務部長(中野 敏明君) 名称を今すぐちょっと変えるところまでは考えておりません。そのような名称がより市民にわかりやすいのであれば検討はいたしますが、今のところはそういうふうに名称を変えるというところまで考えておりません。 263 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 264 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 活動したいと思う市民がわかりやすい形でお願いしたいと思います。  防災、環境、福祉、健康づくり、子育てなど、地域を取り巻く課題は多様化しており、行政だけで解決していくのは困難になってきています。古賀市を住みたいまち、住み続けたいまちにしていくためにも、市民と行政がよりよいパートナーシップを築き、共働してまちづくりを進める必要があります。何か役に立ちたい、始めたいと思っている人が一歩踏み出しやすいよう、情報の提供、そして活動しやすい環境を支えていく役割が行政にはあるのではないでしょうか。  それでは、次に2件目の子どもたちの学習環境の整備をについてですが、財源の確保がなかなか厳しいということでした。毎年最高気温は上昇しています。古賀市においては、小学校の教室に扇風機が設置されたことと、中学校の図書室のみ空調設備が設置されている現状です。中学校教室にはいまだ扇風機すらなく、夏に我が子の授業参観に行くと、暑さでもうろうとする状態です。こんな環境では子どもたちが集中して学習できるわけがないと実感します。扇風機があっても暑い空気をかきまぜているだけで、これでは子どもたちの学ぶ環境が整備されているとはとても言えません。  また、文部科学省はことしの5月に熱中症事故の防止についての依頼文を各教育委員会に出し、屋内の授業中においても熱中症が発生しており、熱中症事故の防止のため、適切な措置を講ずるようにと注意喚起を促しています。教育長、文部科学省の依頼を受けて、古賀市はどのような対策をとられたでしょうか。 265 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 266 ◯教育長(長谷川清孝君) 今年度ではありませんけれども、昨年の7月、それから9月に各教室の温度をはかっております。そういうふうな、まず状況把握を行っております。  それから、扇風機、先ほど議員は中学校には扇風機がないというふうにおっしゃいましたけれども、各小中学校には、小学校には天井扇もプラスアルファでつけたわけですけれども、据え置き、移動式の扇風機が各教室に2台あて配置してございます。それを使うように各学校はしているというふうに思っておりますので、現在はそれで対応しております。 267 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 268 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 調査をしてみてどのように感じられたでしょうか。 269 ◯議長(結城 弘明君) 教育長。 270 ◯教育長(長谷川清孝君) 室温につきましては、1階から4階までの学校と1階から3階までの学校とあるわけですけども、階によって違うということと、L字の普通教室を持っているところは、角の部分ですね、教室がやっぱり室温が高いということ等がわかっておりますけれども、私のほうも昨年の7月、9月、それからことしの7月、9月、実際に、全ての学校ではありませんけれども、暑いと思われる学校に行きましたけれども、私の体が30数年の教員生活で暑さになれているのかどうかわかりませんけれども、一つは学校というつくりが非常に風通しがいいということでございます。教職員のアンケートも聞き取りでございますけどもしております。エアコンはあるに越したことはないわけですけれども、古賀市におきましては、教育施策の優先順位というふうなものがあってですね、エアコンをすぐにつけるという方向性に現在のところはないというふうに考えております。 271 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 272 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 確かにエアコン設置は、設置するのにもお金がかかりますし、設置した後もお金がかかっていくというのも十分に私もわかっております。しかし、文部科学省が平成26年度に公立学校施設の空調設備設置状況調査を行っていますが、小中学校への設置状況の推移を見ても、平成10年に普通教室、特別教室合わせて6.6%だったのが26年度には29.9%になっており、全国的にも設置する学校が増加しているのがわかります。これまでの一般質問でも何人もの同僚議員が空調設備について取り上げています。  平成26年の第4回定例会では、市長、市長は小中学校へのエアコン設置検討など、名実ともに教育立市となるようさらに取り組みを進めてまいりますと力強く発言されています。しかし、28年度の予算にも空調設備設置は計上してありませんでした。市長、古賀市の子どもたちのためにも、今度こそ空調設備設置の実現をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 273 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 274 ◯市長(中村 隆象君) 私も公約にも上げておりますので、何とかできないかという思いで今検討しておるところでございます。どちらでもいいとか、なるべく後にしろとかいうようなことで今検討をやっているわけではございません。しかしながら、巨額な資金が要りますので、今学校施設の中で優先順位を、本当に必要なものかどうかというのをもう一度精査しまして、若干余裕があればエアコン設置もできるかなというようなところで検討しているところでございます。 275 ◯議長(結城 弘明君) 伊東議員。 276 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 余裕がある日が来るのかわかりませんが、古賀市においては、日ごろから日本一通いたい、通わせたい学校を目指して、人の配置など子どもたちのために尽力していただいています。古賀市の教育理念として、心豊かに学び続ける人が育つまちづくりを掲げています。確かな学力、豊かな心を育む学校づくりと安心して学べる環境の充実を図り、子どもたちの学習環境を整えていただくためにも空調設備の設置とあわせて太陽光発電の全校設置を提案いたしまして、私の一般質問を終わります。 277 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、伊東洋子議員の一般質問を終結いたします。             ……………………………………………………………………………… 278 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                        午後1時56分休憩             ………………………………………………………………………………                        午後2時05分再開                       〔出席議員18名〕 279 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、村松謙二議員。                       〔村松議員 登壇〕 280 ◯議員(17番 村松 謙二君) 皆さん、こんにちは。会派希来里の村松でございます。今日こそ、きらりとした一般質問に心がけたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  昨年6月、改正公職選挙法が成立し、選挙年齢が二十歳以上から18歳以上に引き下げられました。これは、今夏の参院選から適用されました。そして同時に、この参議院選挙において、古賀市選挙管理委員会は福岡県内の28ある市の中で初めて、そして唯一、投票日の投票時間をこれまでの午後8時から午後6時へと2時間も短縮しました。高市総務大臣は、投票所の閉鎖時刻繰り上げが増加傾向にある、投票機会の確保は重要だ、各選管は厳正に対応してほしいと述べています。  そこで、昨年12月の定例会に続きまして、選挙管理委員長並びに市長へ以下の4点について質問いたします。
     1、投票時間を2時間短縮した結果をどう評価していますか。市長並びに選管委員長に答弁を求めます。  2、選挙当日の18時以降に投票所へ来た投票者は何人いたか。また、どう把握しているのか。そして、どう対応したのか。  3、投票時間を2時間短縮した検証はいつ行うのか。その分析の結果報告を示してほしい。  4、投票時間を今までどおり20時に戻すべきと思うがいかがか。  次に、第2次安倍政権で掲げられた地方の人口減少に歯どめをかけ、地方の自立的な活性化を促すための取り組み、地方創生についてです。本市では、これをチャンスと捉え、企業誘致を図り、市の活性化に向けた事業計画を申請したものの不採択になりました。ところが、本年8月2日に2回目に申請した地方創生加速化交付金が満額で採択されたと報告がありました。しかし、この事業の目的や内容をほとんどの市民が知りません。  そこで、以下の5点について、市長に答弁を求めます。  1、市長は、今回の加速化交付金を活用してどういうまちづくりを目指していますか。  2、JR古賀駅東口を中心とするコンパクトシティ構想に重点を移すつもりですか。  3、そのためには、既存企業の市内移転等が必要不可欠な条件なのですか。  4、この構想をなし遂げるとしたら、どれぐらいの年月とどのくらいの事業費が必要と見込んでいますか。  5、JR古賀市のみならず千鳥駅、ししぶ駅の全体的な周辺整備計画はどう進めますか。 281 ◯議長(結城 弘明君) 選挙管理委員会委員長。                 〔選挙管理委員会委員長 原田弘吉君登壇〕 282 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 古賀市選挙管理委員長の原田でございます。村松議員さんの質問にお答えをしたいと思います。きょうは、私は委員長として委員会を代表してしゃべりますが、朝から他の委員も傍聴席に来ております。選挙管理委員会一丸となって答弁に当たりたいというのが本音でございます。  それと午前中のですね、平木先生の答弁と重複するところも多々あるんじゃないかと思いますが、質問の項目に沿ってですね、真摯に答えていきたいと思っております。  それで第1点目でございますが、時間短縮2時間をやった評価はどうかということでございます。午前中も言いましたようにですね、自己評価というのは当選挙管理委員会はしないということでございます。要は、ただいま質問になったことが、選挙管理委員会に対する評価ではないかということを捉えております。評価ということはそうでございますが、それでほかに何もなかったかということではございません。質問の趣旨に沿ってですね、お答えしますと、経費の面ですね、人件費の経費ですが、経費と投開票事務従事者、これの事務軽減、負担軽減っていうんですか、これをやったと。そして、なおかつ事務が効率的にできたということでございます。当日はですね、体育館の中でちょうど7月ですから暑くなるころです。非常に、午前中も言いましたように10時間ぐらいの拘束時間があるわけでございますが、非常に2時間短かったということで、従事者みんなが口をそろえて助かりましたというようなことで耳に入ってきております。それと、12月か、先般の質問の中でも、投票率がそれで落ちたらどうするのかということで厳しく追求されとったんですが、幸いなことにですね、全国平均とか県平均から当市は上回ったということでございます。そういうことでございますが、この投票率を見てですね、私たち委員会としては満足ではございません。まだまだ努力すべき点が多々あるんじゃないかということで、まだまだ投票率を上げていきたいということでございます。  それから第2点目、投票所を閉鎖してから何人みえられたかと、その把握はどういうふうにやっとったのかと、それから対応はどうしたのかという質問でございますが、特別にですね、チェック体制をとってなかったというのが実情でございます。投票所を閉鎖してですね、入り口を閉めて、あと手続がるるあるんですが、それに皆さんが没頭されてですね、荷物を運び出す等のときたまたまみえておったと。そして、時間は終わったんですかということで聞かれたり、それからドアをたたいてですね、入り口の戸をたたいて来られたという方もいました。それから、選挙事務局へ電話でですね、20件ほど、もう終わったんですかということで電話があったというふうに記録されております。  それから、特別にチェック体制はとらなかったんですが、概算これをやるとすればですね、今、1投票所当たり13人、人をかけておるんですが、チェック体制をとるためにはですね、やはり2人ぐらいは前に配置せないかんということで、概算を計算してみると、かなりの金額のお金がかかるということでございます。2時間ぐらいですね、8時まで2時間置いておけばということで、特別な体制をとらなかったが、そういったことで来られた方については、気がついたと各投票所の総務担当者から聞き取っております。そして、11カ所中3カ所は全く来てないというところもございます。四、五人ずつ来たというのが多いほうじゃないかと。朝の質問では、花見小学校か、40人来たということでございますが、実際来たかもわかりませんね。チェックしてないからわからない。多分来られたんじゃないかと思っております。  そう考えますと、やはりもう少し繰り上げ投票の時間を決定すべきだったと、ありとあらゆる、できる限りの手を尽くしたんですが、まだまだ足らなかったということでございます。朝の質問でございましたように、県が発行した選挙公報、これにはもう8時と書いておるんですね。ただし云々と小さい字で書いて、異なる場所もあるよというのを書いておったんですが、それはすぐ気がついたんですがね、選挙公報。それに上張りか何かしてするのか、どうかというようなね、何万ってきとるから、それは梱包を開くだけでも大変だということで、他の手段で、新聞折込チラシでですね、カバーできるんじゃないかということでやったんですかね。いろいろその施策をしたのは、数えてみますと十ぐらいあるんですね。大きかったのはやはり新聞とかテレビで報道されたと、繰り上げ投票、期日前投票、こういうことをですね、これが一番大きかったんじゃないかなと思っております。  それから、来られた人についてはですね、申しわけない、終わりましたよということで、声をかけてお引き取りを願ったということでございます。  それから3点目、2時間短縮した検証はいつ行いますかと、その分析結果を示してほしいということでございます。これについてはですね、現在、係のほうで分析をやっております。細かいところまでですね。近々まとまれば、総務委員会のほうに報告するという手続きになっておりますので、それをごらんいただきたいと思います。これは、でき次第ですね、やはり議員さんに知っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  第4点目です。投票時間を今までどおり、今までというか今回やった18時でございますが、それを20時に、元に戻すつもりはないかということでございますが、まだ1回やっただけでですね、投票率も上がったということで、18時、これをもう少し周知徹底を図ってですね、落ち度のないようにしたいと私は思っております。そういうことで、これは行政の継続かということで、委員が変わったからごろっと変わるということはないと思います。継続していくということでございますので、すぐ元に返すということはないのではないかと私は思っております。そういう引き継ぎもしたいと思います。  それから、2時間短縮してもですね、投票率が落ちないように工夫を凝らして、常時、継続的に諸対策を練って実行していくものと思います。これは次の委員がやることですから、思いますということで締めくくっていきたいと思いますが、引き継ぎはきちっとやります、新委員にはですね。そして、御質問の趣旨を十分に対してですね、落ち度のないようにしていきたいと思っております。私も一市民に今度はなるんですがね、選挙管理委員をやめて。その中でもですね、やはり今後とも協力していきたいと。引き継ぎでは、先生方の御協力をですね、これからも仰いでいくと。一体となってですね、古賀市、古賀市民、これを盛り上げていきたいと思っております。  それから、午前中も言いましたが、他の市、町、数箇所から古賀市に問い合わせがきておるということは、非常に関心があるということでございます。ありのまま、分析が終われば、結果を示したいと思っております。今後ともよろしくお願いします。  以上で終わります。 283 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 284 ◯市長(中村 隆象君) 2件目の御質問、2度目に採択された地方創生加速化交付金で市長は何を目指すのかについてお答えします。  1点目についてお答えします。地方創生加速化交付金については、平成27年10月末に策定した古賀市まち・ひと・しごと創生総合戦略における戦略イメージである女性や若者に選ばれる子育て・教育応援都市こがを念頭に、しごとの創生、ひとの流れの創生、ひとの支援の創生、まちづくり創生の4つの基本目標の実現を目指してまいります。  特に今回の交付金については、企業情報収集により既存企業の施設更新の可能性なども把握しつつ、土地の有効活用による新たな企業誘致を進めてまいりたいと考えております。また、プロモーション映像を作成することで、本市の魅力をより効果的に市内外に発信し、市民の郷土に対する愛着を深め、誇りに感じてもらうとともに、企業も含めた市外の方が来て、見て、感じてもらい、定住人口がふえていくことで本市のにぎわいと活性化につながるのではないかと考えております。  2点目についてお答えします。JR古賀駅周辺については、第4次総合振興計画前期基本計画に記載しておりますとおり、本市の玄関口として魅力ある地域となるような土地利用について検討しているところです。今回の加速化交付金については、コンパクトシティ関連施策との政策間連携が必要であることから、交付金の実施計画にはその関連性を記載しておりますが、国が提唱するコンパクトシティの考えが現時点での本市に合致するかどうか、また、早急に取り組む課題であるかどうかなどについては、もう少し議論が必要ではないかと考えております。  3点目についてお答えします。既存企業の市内移転については、都市マスタープランでも記載しておりますが、長期的な観点からも駅前にふさわしいまちづくりにとって必要であると考えており、本年度取り組んでおりますJR古賀駅東口周辺土地利用事業化検討委託の中で、土地利用の一つの可能性として検討を進めているところです。  4点目についてお答えします。本年度取り組んでおりますJR古賀駅東口周辺土地利用事業化検討委託の中で、現在、事業手法も含めた土地利用の実現可能性について検討を行っている段階であるため、期間についてはかなり時間を要するものと考えておりますし、事業費については現段階でお答えすることができません。  5点目についてお答えします。JR千鳥駅、ししぶ駅の周辺整備につきましては、第4次総合振興計画や都市計画マスタープランにのっとり、都市イメージであるつながりにぎわう快適安心都市こがを念頭に、区画整理事業などによるまちづくりを進めており、今後も引き続き必要に応じた駅前の周辺整備に取り組んでまいります。 285 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 286 ◯議員(17番 村松 謙二君) まず、原田委員長、本日は大変お忙しい中に御出席いただきましてありがとうございます。昨年に続き一般質問ですけども、どうぞよろしくお願いいたします。  午前中ですね、同僚議員から選挙についての質問がございましたので、私としましては一部重複するかもしれませんけども、別の観点から質問をさせていただきます。  今回行われました参院選の評価ついて、委員長の立場としては自己評価はしないと、また、自己満足もあってはならないとおっしゃいました。私も同感かなというふうに思っております。私の見解としましてはですね、また後ほど述べさせていただきますが、2番目のですね、選挙当日の18時以降の人数をどう把握したかという件ですけども、午前中でもそうなんですけども、周知、取り組んだからと言われますけども、では実際にですね、投票時間の繰り上げを知らずに投票ができなかったという有権者も多数おられたようです。また、電話でもですね、問い合わせられる方も多数おられたという報告を聞いております。  ですから、今回のように夕方6時で閉めて、後片づけをしている最中のわずか20分ぐらいに把握できた人数を報告されてもですね、これは検証を行うにも信頼できるデータではないんですね。午前中、同僚議員のほうからもですね、実際に現場に行かれて6時以降どういう方が何人来られるかということで、1時間ほどですね、確認されたということで、たくさんの市民の方がね、来られてましたということを紹介しておりました。  やっぱりこのようにですね、実態をつかむには、従来夜8時まであったわけですから、夜8時までに何人の有権者が来られたのか、さらには6時以降でなければ投票所へ来られない事情、そういうことをしっかり調査、分析することによって、2時間短縮の効果やその是非の判断材料につながると思います。  では委員長、本来はこのような検証を行った上で、改めて2時間短縮の是非を議論する必要がありましたですよね。いかがでしょうか。 287 ◯議長(結城 弘明君) 選管委員長。 288 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 村松議員さんの言うとおりでございます。まだまだ反省しながらですね、前に進んでいきたいと思っております。貴重な意見だと思っておりまので、これを参考にして、次回は問題なく、きっちりしたものをやっていきたいと思っております。よろしくお願いします。 289 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 290 ◯議員(17番 村松 謙二君) 大変残念ながら、そういう視点がなかったようであります。2時間短縮したことの実態調査をそもそもしようとしなかった、このことにですね、やはり認識の甘さ、間違いがあるということが今回の一番の問題点だと指摘しておきたいと思います。  では、課題でありました今回の参議院選の2時間短縮した結果の実態、検証につきまして、分析して報告をしたいというふうにおっしゃったんですけども、果たして分析できるんでしょうかね。答弁をお願いします。 291 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 292 ◯総務課長(柴田 武巳君) 選挙管理委員会書記長の立場でお答えさせていただきます。9月2日に選挙管理委員会がございまして、その場で今回の選挙に係る資料等をお示しして、委員さんから意見等をいただいたものを、今まとめている作業中でございます。ただ、今回の選挙に至っては、国、県のデータとかが全てまだ出そろっているわけでございません。おとといに各市町村の年代別の投票率がマスコミ発表されておりますが、このデータ等はまだ私どものほうには届いておりません。そういったこともございまして、今後検証して、委員長もお答えしましたように、また総務委員会なりで御報告させていただこうとは考えております。ただ、今回の2時間のですね、短縮分で来られた人数については、御指摘のとおりちょっともう把握ができませんので、その点に関しての分析というのはできかねるかと思います。 293 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 294 ◯議員(17番 村松 謙二君) 今回は、本当初めてですね、2時間短縮とするという重要性、認識がないがためにこういう結果を招いたというふうに思っております。総括的に各年代別の投票率とか、そういった人数はね、それなりのデータとしてはできるんでしょうけども、やはり率直に言いまして、投票の権利といいますかね、投票の機会を奪うことになりかねないのではないかなという、本当に大きな問題だったわけですね。いずれにしても、結果的にもう終わってるわけですから、今後に生かすとしてですね、ぜひ詳細なですね、結果を報告いただきたいと思います。  では、次の質問に移りたいと思います。前回の質問でもそうだったんですけども、2時間短縮する特別な理由というものがございました。これからその課題がですね、どのようになったかということについて伺いたいと思います。  まず、立会人や選挙事務従事者の負担軽減についてです。この問題につきましては、先ほど委員長も冒頭に述べられましたように、早朝から夜遅くまで長時間にわたりですね、拘束されるわけですから、大変心身ともに負担が大きい仕事だろうと私自身も思っております。  そこで、この負担軽減についてですけども、人員の配置とか時間配分の見直しなどの改善に努めたでしょうか。本来ならばこの改善をなくしてですね、いきなり2時間短縮はいかがなものかなと思うんですけども、答弁を求めます。 295 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 296 ◯総務課長(柴田 武巳君) まず、今回の選挙につきましては、投票事務、開票事務合わせて大体230人から40人ぐらいの人間がかかわっております。配置などの改善というお話ですが、例えば交代制とかそういうことをおっしゃってるのかなと思うんですけど、実際に市の職員もある程度ほぼほぼ配置してるような状況になります。また、立会人の方とかにつきましては、公募して応募していただいてるというような、投票事務の立会人はですね、というような状況もございます。で、なかなかですね、もう1日お任せするという形でしかといいますか、そういった形でやっていくのが事務のミスとかなくす意味でも、やり方としては正しいかなと思っているところでございます。 297 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 298 ◯議員(17番 村松 謙二君) 立会人についてですね、私、前から思ってるんですけども、実際に、言葉は失礼ですけども、結構年配者の方しかなり手がないということも実際に聞いてます。例えば、今回18歳から選挙権がとれるんですけども、そういう若い方にですね、極力立会人になっていただくことによって、身体的な負担も少し軽減して、かつ選挙の実態をですね、理解してもらうという意味で非常に有効ではないかなと思っております。本当にいきなり2時間短縮を行うのではなくて、いろんなさまざまな手を使ってですね、そこでもなおかつ経費を削減したり、投開票事務従事者の負担を削減したりということに至って導入するのであれば、市民の方々もある程度理解していただけるのかなというふうに思っています。  もう一つです。今回からですね、選挙投票日前の金曜と土曜日の2日間に、商業施設のサンリブ古賀店で期日前投票所を増設したことについてです。これは、買い物のついでにですね、気軽に投票ができるということがきっかけとなって、投票総数に占める割合が、前回の参院選のときの約30%から42%へと大きく伸びています。実数では、先ほど委員長は3,500とおっしゃいましたけども、ぴったり3,000人というふうに伺ってます。このようにですね、期日前投票所の増設については、私も一定の効果があったと認識をしております。  ところで、期日前投票所をですね、増設したことによる課題といいますか、これは何であるとお考えでしょうか。 299 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 300 ◯総務課長(柴田 武巳君) デメリットということでよろしいでしょうか。まず、サンリブの開設に当たりましては、その分人間を配置しなければならなくなったこと、それから設置に係る費用、新しくパソコンを買って、システム導入等もしておりますので、サンリブの期日前投票所で、午前中も答弁しましたけど、約100万円ぐらいかかっておる状況でございます。あとは事務者の、その分当然人を張りつけましたので、その人間にとってはその分仕事がふえたといいますか、負担がふえたということになろうかと思います。 301 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 302 ◯議員(17番 村松 謙二君) 当初はね、経費削減というのが大きくアピールされてましたものですから、ぜひともね、いろんな形でもう一度改めて、人員もそうでしょうけども、そういったシステムについてもですね、あらゆる検討を行っていただきたいと思います。  では、投票率についてですけども、先ほど本市の投票率が比較的高くなったと午前中の答弁でいただきましたが、私自身がですね、県並びに古賀市で発表された資料をもとにですね、今からごらんいただきますので、画面を切りかえてください。お手元に配付しております資料がですね、大変白黒のですね、濃淡が濃すぎて、非常に見づらくなっております。経費削減するために、カラーではなくて白黒にしたために、大変御迷惑をおかけしております。では、お願いします。カメラをお願いします。  正面のほうがよくわかるかと思いますけども、これは、さきに行われました参議院選挙では、本市が56.24%と、前回、3年前の選挙に比べて、51.61%に比べて4.63ポイントアップしています。では、近隣の福津市や新宮町及び宗像市ではどうでしょう。ごらんのようにですね、古賀市と同じようにですね、約2.5ポイントから4.5ポイント上がっています。そこで過去の参院選のデータを振り返ってみますと、大体前回、前々回ともですね、このような、ほとんど同じような傾向を示してるんですね。青いのが前々回、緑が前回、そして赤が今回の参議院選挙の投票率です。したがって、こういう傾向を見ますと、古賀市だけが極めて高いとは言えないわけですね。では、画面を戻してください。  では委員長、先ほど示しましたように、このように近隣のですね、福岡都市圏でも投票率がアップしているんですけども、この要因は何とお考えでしょうか。お願いいたします。 303 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 304 ◯総務課長(柴田 武巳君) 一つにはやはり選挙年齢が引き下げられた件が大きいかと思います。ただ、先ほどの件でございますが、古賀市のですね、この4.6%アップというのは、福岡県内では16番目のアップ率になりまして、福岡都市圏でも3位という形になります。ですから、この周辺の宗像、新宮、福津、古賀の状況というのは、ある程度、前回、前々回似通ったような数字ではございますが、県内を見渡したときにはですね、そのアップ率が0.01%であるとか、逆に今回選挙率が下がったような市町村もございます。ですから、そういった意味からすれば、古賀市の今回の選挙の結果についてはよかったと言えるんじゃないかと考えております。 305 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 306 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私は、古賀市だけがですね、特別に極めて高いという印象は持っておりません。確かにいろいろ、期日前投票所を開設したりとかいう部分があります。ただし、若年層、18、19歳に投票の機会が拡大したと言いましても、現に50%を切ってるわけですね。当然投票される方の対象者もふえるわけですから、これが大きな要因とは考えておりません。  言いたいのはですね、期日前投票所増設と2時間短縮の因果関係とかもですね、今回の投票率のアップにどのように関連があったかということは、冒頭に申しましたように、やはり夕方6時以降にですね、実態調査、つまり検証が必要であったのではないかと思っております。  では次に、投票時間を夜8時までに戻す件についてです。選管委員長は、午前中ですね、投票当日の2時間短縮は今後継続するのかとの質問に、行政の継続性から続くことを期待とおっしゃいました。そもそも選管というものはですね、執行機関から独立して、選挙を管理するために団体内部に設置される機関なんですね。ですから、議会が委員の方を選挙で決めているわけです。だから、行政の継続性というものは根拠にならないと思います。したがって、行政の継続性ではなくて、やはり有権者の投票権を守る視点から選挙制度を考えるべきと思いますが、委員長いかがでしょうか。 307 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 308 ◯総務課長(柴田 武巳君) 委員長が言われた行政の継続性というのは、広義の意味で言われたことかと思います。ですから、ころころころころその制度を変えても混乱するというようなことで私どもは考えております。 309 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 310 ◯議員(17番 村松 謙二君) 事務担当の方はそう思われるかもしれませんけども、私は、委員長がおっしゃいましたので、委員長の見解を改めて伺いたいと思います。 311 ◯議長(結城 弘明君) 選管委員長。 312 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 一応答えておりますが、私がお約束するわけにはいかないということを申し上げておりますが、引き継ぎでですね、次の委員さんに引き継ぎをすると、こういうことでやってきたんですよと。議員さんの意見もですね、こういう意見が出ておるよと、それはもうわかったことですから、ちゃんとこれも引き継いでね、要検討材料にしながらですね、さらに御批判を受けることのないようにですね、努力をしていきたいと、また次の人にもそういうふうに引き継ぎをしたい。よろしくお願いします。 313 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 314 ◯議員(17番 村松 謙二君) 改めまして有権者の投票権を守る視点から検討していただきたいと思います。  では、選挙での1票の重み、価値についてです。国政選挙と市議選などの投票の絶対数はけた違いであるわけです。単純には比較できません。市議選ではおよそ20数人が立候補して、過去の投票数では約2万5,000人くらいの市民から審判をいただく立場です。したがって、国政選挙よりも1票の重み、価値があると私は考えております。  選挙において、一、二票差の勝負になる可能性が高い、つまりこのような1票が明暗を決めるような選挙であればこそ、投票の重み、1票の重みが御理解いただけるのではないかと思います。その選挙が、市長選挙、市議会議員などの地方選挙になると思います。  では、画面を切りかえてください。お手元に配付しております資料2をごらんください。これは昨年のですね、古賀市議選の時間別の投票データをグラフにしたものです。改めて御説明させていただきます。昨年の市議選では、夕方6時から8時までの投票者、このグラフでいきますと右側の2つの棒ですね、赤い棒。なんと1,884人もいらっしゃいました。このように18時以降はほかの時間帯に比べて少ないかもしれませんけども、有権者にとりましては貴重な1票、あるいは立候補者にとりましても貴重な1票になるわけです。では画面を戻してください。  このような人たちのですね、1票の価値、権利を尊重するということで、こういった機会を設けることこそ選管の役割と考えますが、いかがでしょうか。 315 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 316 ◯総務課長(柴田 武巳君) 1票の重みというのは確かにあろうかと思います。ただ、この1,884人の方がですね、全てこの18時から20時の間にしか来れないということではないと思います。ですから、こういう方々に6時までの間に投票していただくように周知徹底に努めていく必要があろうかと思っております。 317 ◯議長(結城 弘明君) 私語はやめてください。  はい、どうぞ。村松議員。 318 ◯議員(17番 村松 謙二君) あと残り限られた時間ですので、次にまいりたいと思います。では、画面をちょっと切りかえてもらえますかね。お手元の資料の3ですけども、このアンケートは、政治家.comというホームページからの転載なんですけども、選挙当日の投票可能時間である午前7時から午後8時までの間で、どの時間帯に有権者が投票することが多いかという質問でグラフにしたものです。データは古いんですけども、多くの方々は、ごらんのように青いグラフで午前中に投票行為を済ませています。しかし、いわゆる比較的投票率が低いと言われる20代、30代の方たちは、午後6時から8時に投票する傾向が多いんですね。さらにですね、資料4ではですね、年代別の有権者に対して投票時間の印象を聞いています。その結果、20代、30代は、投票時間は延長すべきであるとアンケートに答える割合が、他の年代に比較しても多いという結果が出ております。画面を戻してください。  つまり、中高年齢層に比べて低投票率であるこれらの世代のニーズを取り入れることも、投票率のアップに効果があると考えられます。このような資料や提案を受けてどのようにお考えになりますか。 319 ◯議長(結城 弘明君) 総務課長。 320 ◯総務課長(柴田 武巳君) 一つの資料として拝見させて、かみしめさせていただくというか、ちょっと今後の検討にも使いたいとは思います。 321 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 322 ◯議員(17番 村松 謙二君) しっかりとですね、検討していただきたいと思います。私は、これまでさまざまな視点からですね、2時間短縮の課題を述べてまいりましたが、選挙管理委員会も投開票事務従事者の負担軽減とか、その効率化、また投票率の向上、選挙の周知徹底などさまざまな課題解決に向けて取り組みをされてこられたと思います。ここで改めましてですね、このことだけはぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。それは、新体制のもとで行われます選挙管理委員会におかれましては、新しい委員の皆様にこの貴重な1票の重み、投票の機会の保障について、ぜひ引き継ぎ事項として、議会からこういう意見があったということをお伝えいただきますように考えております。改めて委員長、いかがでしょうか。 323 ◯議長(結城 弘明君) 選管委員長。 324 ◯選挙管理委員会委員長(原田 弘吉君) 今、質問のとおりですね、実行していきたいと思っております。立派な意見です。ありがとうございます。 325 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 326 ◯議員(17番 村松 謙二君) はい、ありがとうございます。最後に、私から原田委員長に一言述べさせていただきたいと思います。今回、御勇退されるということですけども、本当に長年にですね、渡りまして選挙管理委員長として御尽力いただきましたことに心から敬意を表したいと思います。ありがとうございました。  以上で、選挙関する質問を終わります。  では、引き続きまして、加速化交付金のテーマに入ります。先ほど加速化交付金を活用して、市長がどういうまちづくりをされるのかなということを聞きました。なかなか市長からですね、市長になられて自分はこういうビジョンがあるんだよというものを、なかなか話をされないなというのが私の印象であります。今回、ちょっと本題に入りますけども、我々がですね、これまで今回の加速化交付金を使い道といいますか、説明を聞いたことによりますと、約1,600万円を使ってプロモーションビデオの制作、そして、1万社以上の企業にアンケートを送って、移転の意向調査をするというふうに聞いていますけども、アンケートを送りつけて回答を待つということなんですけども、これだけで果たして大きな期待が持てるかなというふうに思うんですけども、市長が目指そうとする構想とですね、今回の加速化交付金の使い道、ギャップがあると思うんですけども、いかがでしょうか。
    327 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 328 ◯市長(中村 隆象君) 今回の加速化交付金は2件ございまして、私の目指すまちづくりをこの2件で全部をあらわすということはできないと思います。ただ、今回の加速化交付金の目的といたしましては、古賀市にさらに企業誘致を将来していきたいという方針のもとですね、その情報を初めて全国的に得るという機会になると思って、これは貴重な情報が得られると思っております。  もう一つは、古賀市のプロモーションビデオでございますが、これもですね、今まであまり古賀市は外向きに対してPRをするということが多くなかったという批判もあるやに思います。そういうことからも、今後、古賀市を市外に向けてアピールしていく、こういうことについて一つの有効な手段であるというふうに判断して、この加速化交付金を申請したつもりでございます。 329 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 330 ◯議員(17番 村松 謙二君) 今回の加速化交付金を使ってですね、市外からの企業誘致を図ることにつきましては、若者の雇用促進や将来の安定的な税収の確保、さらには住宅の供給などによる経済の活性化につながる面では賛成いたしますけども、さて、このアンケートにはどこまで、どのように古賀市の情報を提供するお考えでしょうか。 331 ◯議長(結城 弘明君) 建設産業部長。 332 ◯建設産業部長(松尾 佳久君) 古賀市企業誘致情報収集業務委託としまして業務を発注いたします。この中身につきましては、市内の企業の情報収集としまして、先ほど議員言われました1万社以上を対象としまして、市内外からの企業を対象として、企業の基本情報等を収集いたします。また、あわせて県内、県外、古賀市にどのような企業立地を求めるかというところを調査するところでございます。 333 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 334 ◯議員(17番 村松 謙二君) そういう内容で果たして、移転したい企業、工場はあるのかと疑問があるんですけども、まずあるとしたらですね、どのくらいの規模で、雇用がどのくらいなのかと期待を持ちたいんですけどね、一方、当然アンケートをするならば、移転を検討する企業側にとってはですね、具体的にどのあたりに土地が確保され、どんなインフラがあるのか。また、税制の優遇策はどうなのか、他の自治体間の条件などさまざまな要素をですね、判断材料にすると考えます。そのためには単なる意向調査ではなくてですね、確実な裏づけをとる、見きわめるためのニーズ調査が必要です。そこで伺います。企業誘致策として土地の準備計画をしていますでしょうか。 335 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 336 ◯市長(中村 隆象君) 市の基本方針にかかわることなので、まずは玄望園8万坪の空き地がございます。業種は限定されておりますが、こういうところへの企業誘致の可能性というものはぜひ探りたいと思います。そのほか、まだ今後古賀市においては特に物づくり、あるいは食品産業の誘致というものについては検討していきたいという構想を持っておりますので、そのときの参考にしたいと思っております。 337 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 338 ◯議員(17番 村松 謙二君) 確実に土地の確保の見通しはございますでしょうか。 339 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 340 ◯市長(中村 隆象君) 今の状況で、今日行って明日利用できるという土地はございませんが、これはこれからの行政の手続の中で、関係諸機関と相談しながら検討してまいりたいと思います。 341 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 342 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私が企業側とすれば、土地の手当がない状況でですね、果たして移転を希望する企業があるのかなというふうにちょっと考えたんですけどね、はい、わかりました。  では、次にですね、JR古賀駅東口を中心とするコンパクトシティ構想というものが今回の申請書等に大きく書かれております。市長が考えられるコンパクトシティ構想というのはどういったものでしょうか。 343 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 344 ◯市長(中村 隆象君) 本来のコンパクトシティ構想というのは、基本的には社会インフラをできるだけ集中して、効率のよい使い方をするということであります。古賀市は、基本的には全体がコンパクトシティと言っても過言ではないというほどコンパクトにはなっておりますが、それでもなおかつですね、古賀駅周辺というのは市内最大のコンパクトな地域でございますし、あるいは古賀市全体を見ましても、地域地域のいわゆるコンパクトシティというものもあると思います。そういうものの拠点を結ぶという形のコンパクトシティ、こういうものが古賀市にとっては一つの検討材料かなというふうにも考えております。 345 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 346 ◯議員(17番 村松 謙二君) 私が、この申請書と申しますか、事業計画書と申しますか、これを読んだ限りですね、本当にコンパクトシティに特化したような文言があるんですね。コンパクトシティに対してですね、小さな拠点づくりというものがございます。市長は、こうなりますと、コンパクトシティに特化しますと、市内の中山間地域、例えば東口以外の地域よりも古賀駅東口に1点集中するという、こういった軸足を移すわけですかね、今回の交付金を使って。いかがでしょうか。 347 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 348 ◯市長(中村 隆象君) ただいま申し上げましたように、古賀市に全部を集中するということではないというふうに思います。古賀市内に、村松議員のお言葉をおかりすれば、小さなコンパクトシティですかね、そういうものが幾つかある、もしくはつくる、あるいはできているというもので、古賀駅周辺は一番大きな中心には間違いございませんが、そういうところとその小さなコンパクトシティを結んで、そういう形のコンパクトシティというものも一つ考えられるのではないかと思っております。 349 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 350 ◯議員(17番 村松 謙二君) そういう考え方になりますと、切り捨てではなくてきちっとそれぞれの小さな拠点でも対応しますよというふうに聞こえました。そうなりますと、やはり公共交通の手段というものは、やはり今後大きな課題になると思います。  今回の構想ではですね、JR古賀駅東口周辺土地利用構想に基づき、駅前ゾーンの新しいまちづくりに着手するようですけども、では古賀駅西口は何かこうするというような構想はございますでしょうか。 351 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 352 ◯市長(中村 隆象君) 東口の開発との関連で、西口にもいろんな影響が出てくると思います。しかしながら、今回の駅前の開発構想というものは、どちらかというと東口に重点を置いた開発になると思います。 353 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 354 ◯議員(17番 村松 謙二君) そのためには、ここでですね、既存企業の市内移転が必要不可欠な条件としてですね、あるんですけども、そのために駅前立地、駅周辺の既存企業の市内移転を図るとあります。この駅前立地、駅周辺の移転企業とは、具体的には名前は申しませんけども、昔ながらの発酵食品工場以外の、例えば搬送機械とか、金属加工工場も移転対象になっているのでしょうか。 355 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 356 ◯市長(中村 隆象君) 今回の東口駅前の開発の構想の中には、そこまでは含まれておりません。しかしながら、長期的に考えますと、やはり古賀駅周辺というのは違った土地の利用の仕方というのがあるかもしれないと思います。しかしながら、今現在は古賀駅周辺の企業、設備投資をされたばかりのところもございます。ですから、それは近い将来というわけにはいかないというふうに思います。 357 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 358 ◯議員(17番 村松 謙二君) 第1質問ですけども、ありましたようにどれくらいの年月、あるいは費用がかかるかという質問に対しまして、年月にとってみれば相当長い期間、事業費についてはまだとれてないという回答でしたけども、具体的に5年、10年、それだけちょっとお答えいただけますでしょうか、期間。 359 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 360 ◯市長(中村 隆象君) 古賀市周辺の似たような都市開発の過去の経緯を見てみますと、10年、あるいは20年というタームで考えるのが適当ではないかと思っております。 361 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 362 ◯議員(17番 村松 謙二君) ではですね、地方創生加速化交付金のKPIについて、本年度中のKPIと4年後の2020年のKPIを今回示しています。そうなれば当然、後期基本計画の期間に含まれるわけですね。そこで、この加速化交付金を使う事業と後期基本計画との関連性、つまり、この加速化交付金を使った事業は、当然後期基本計画に盛り込みますですよね。答弁をお願いします。 363 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 364 ◯市長(中村 隆象君) それはもう一言で申し上げますと、織り込めるものもあるし、まだ間に合わないといいますか、4年、5年の間には織り込めないものもあると思います。 365 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 366 ◯議員(17番 村松 謙二君) ですけど、今回、5年、10年スパンとおっしゃいましたので、これからやろうとしている事業は当然入るわけです、その期間に。では、なぜ先走ってここまで長い、具体的な構想まで書いてあるんですか。私にはちょっと理解できません。つまり、加速化交付金をもらうために何かこういった中身を後づけしたことではないかなという気もしておりますけども、いかがでしょうか。 367 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 368 ◯市長(中村 隆象君) 例えば、企業誘致というものにつきましてもですね、4年、5年で完了するようなものでもないと思います。長期にわたって続けていく事業でございますから、そういう意味で織り込めないものもあると思います。 369 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 370 ◯議員(17番 村松 謙二君) 時間が押してまいりました。最後の古賀駅のみならず、千鳥駅、ししぶ駅の全体的な周辺整備ですけども、東口にこれだけの構想といいますか、お金をかける予定とすればですね、あればもう少し千鳥駅東口にも、ししぶ駅西口にもですね、市費を投じて開発を促進してもいいのではないかなというふうに思ってます。ある程度お金をかけてですね、整備を急ぎ、特に千鳥駅はもう開発以前の段階なんですね、今は。やると言って実施計画をつくっておきながら、いまだにとまっているわけです。ですから、もう少し公的資金を投入してでもですね、促進して、安全で使いやすい駅前にするのも市の責任ではないでしょうか。いかがでしょうか。 371 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 372 ◯市長(中村 隆象君) 貴重な御意見、貴重な視点だと思います。ある程度バランスをとりながら開発していく。1点集中だけではなくてですね、そういう考え方もあると思いますし、可能な限りそのことについては検討をしていきたいと思います。 373 ◯議長(結城 弘明君) 村松議員。 374 ◯議員(17番 村松 謙二君) 停滞してる現状をですね、少しでも動く交渉をするべきではないかなと考えてます。東口に投入するお金の何分の1かでもいいですから、ぜひとも千鳥、あるいはししぶのほうに投入していただきたいと思います。  では、まとめに入ります。選挙の投票時間の短縮問題は、残念ながら午後6時から8時までの十分な実態調査がされませんでしたので、投票時間短縮の判断が適切だったのか是非の議論ができなくなりました。今となりましては、これから先の選挙での時間短縮につきましては、改めて慎重に議論をしていただき、より多くの市民に対しまして投票の機会を拡大されることを期待したいと思います。そして、加速化交付金を活用したまちづくり構想ですが、きょうお話を聞いただけでも、壮大で莫大な税金を使うのではないかなというふうに感じております。古賀市のビジョンを描くことは大変よいことなんですけども、産官学金労言のメンバーだけで決めるのではなく、市民にきちんと向かい合って進めていただきたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 375 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、村松謙二議員の一般質問を終結いたします。             ……………………………………………………………………………… 376 ◯議長(結城 弘明君) ここで暫時休憩いたします。                        午後3時08分休憩             ………………………………………………………………………………                        午後3時20分再開                       〔出席議員18名〕 377 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  一般質問を続けます。  村松議員。 378 ◯議員(17番 村松 謙二君) 先ほどの一般質問の私の質問の中で、1つのテーマであります選挙に関しまして、サンリブ古賀での期日前投票者数を3,000と申しましたけども、正しくは3,500でした。おわびして訂正させていただきます。失礼いたしました。 379 ◯議長(結城 弘明君) 皆さんにお諮りいたします。ただいま村松議員から訂正の発言がございました。このとおり訂正したいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 380 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  それでは、引き続きまして、次に奴間健司議員。                       〔奴間議員 登壇〕 381 ◯議員(5番 奴間 健司君) 皆さん、こんにちは。会派希来里の奴間健司です。古賀市はどのようなまちづくりを目指すのか、今大事な選択をする大詰めの段階に入っていると思います。私は2025年問題を視野に入れ、健康と地域づくりビジョンを示し、その方向に大きくかじを切ることを中村市長に提言しております。  今年の夏は大変暑い日々が続きました。この暑さに負けず、市長を初め職員の皆さんは古賀市の将来ビジョンをめぐって真剣に議論を重ねてこられたことと思います。その一つの成果が、8月末に配付された前期基本計画の総括という文書だと思います。さらに私は、今回の一般質問に向け、2015年1月から今年8月までの31回の庁議の会議資料を情報公開で入手いたしました。今日は、中村市政の現状を踏まえ、まちづくりを前進させるために何が必要か議論を深めていきたいと思います。  最初の質問は、健康寿命延伸と特定健診です。6月定例会では、今年度の特定健診受診率目標35%達成に向け、46行政区ごとの特徴を踏まえた対策を提言しました。ぜひとも超過達成を果たしたいのですが、これは2025年をにらんだ健康寿命延伸目標の一里塚であります。そこで質問します。  1、昨年度の特定健診受診率確定値、今年度の受診状況。  2、特定健診受診率目標35%達成に向けた対策、各課との協働、地域との連携。  3、古賀市民の健康寿命の数値、その推移、平均寿命との差。  4、健康寿命延伸目標並びに地区担当保健師とコミュニティ担当職員の配置目標が必要不可欠だが、後期基本計画にどのように盛り込むか。  二つ目の質問は、市政運営のかなめである庁議です。市の頭脳であるべき庁議について、現状を踏まえながら改善すべき課題を浮き彫りにしたいと思います。  1、庁議とはどういう機関か。市民の暮らしにとって必要不可欠か。  2、庁議の議題はどのように決められるのか。報告、連絡の場か、それとも意思決定の場か。  3、市長は庁議にどのような姿勢で臨み、発言しているのか。  4、庁議の会議録作成、結果の全職員への徹底、結果概要の公表。  5、国民健康保険税の大幅改定は、庁議で審議されず、結果報告だけだった。これは庁議設置の目的に反していないか。  以上、いずれも市長に答弁を求めます。 382 ◯議長(結城 弘明君) 市長。                     〔市長 中村隆象君登壇〕 383 ◯市長(中村 隆象君) 奴間議員の御質問、健康寿命延伸目標を明確に、特定健診35%は一里塚についてお答えします。  1点目についてお答えします。昨年度の特定健診受診率の確定は11月ごろとなりますが、現在の暫定値としては28.6%となっております。今年度の受診状況は、6、7月までの受診で受診者が約1,600人、9月以降の申し込みが約800人、合わせて約2,400人でございます。  2点目についてお答えします。受診率35%を達成するための対策としましては、8月までに行った電話や訪問、はがきによる勧奨に続き、9月以降も訪問による受診勧奨を継続して行い、集団健診の日数も昨年度より4日ふやしておりますので、積極的に受診していただくよう呼びかけを行っております。また、医療機関健診を促進するため、9月にはポスターを作成し、各医療機関に対しポスターの掲示と治療中の患者さんへの受診の呼びかけをお願いしているところです。  地域では、健康づくり推進員やヘルス・ステーションなどの呼びかけを初め、予防健診課や介護支援課などが各種事業で地域に出向いた際に健診の御案内をするなど、さまざまな機会を捉えて呼びかけを行っております。私も区長会や出前講座など、あらゆる機会を通じて呼びかけを行っております。  さらには、このたび数カ所の区長の皆様が回覧による呼びかけを行っていただくなど、御協力をいただいていることが今後の受診率に反映されることとありがたく思っております。  3点目についてお答えします。健康寿命算出の方法は、主に2通りございまして、国が出している健康寿命は国民生活基礎調査のデータなどを用いた数値となっておりますが、本市においては厚生労働省科学研究費補助金、健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究、大変長うございますが、による算出法に基づき算出いたしました。この結果、平成26年度の古賀市の健康寿命は、男性が79.84歳、女性が84.44歳であり、平均寿命との差は、男性が1.25歳、女性が2.94歳となっております。平成22年度から平成26年度の5カ年の推移を見ますと、健康寿命は上昇傾向にあります。  4点目についてお答えします。後期基本計画においては、健康寿命を延伸させる旨の記述を検討するとともに、今後策定するヘルスアップぷらんにおいて健康寿命を指標として盛り込みたいと考えております。地区担当保健師、コミュニティ担当職員については、後期基本計画に具体的に盛り込む予定はございませんが、保健師に限らず地域包括ケアシステムの構築に向けた体制づくりを行ってまいりたいと考えております。  続いて、2件目の御質問、市政運営に対する危惧の一つ、庁議は機能しているかについてお答えします。  1点目についてお答えします。庁議は、行政の基本的重要施策の策定に関して審議、調整及び協議を行い、市長の意思決定を補佐するとともに、各部門相互の総合調整、情報交換、連絡、協調及び行政の統一的かつ効率的な推進を図るために設置しており、市民の暮らしにとって必要な場であると考えております。  2点目についてお答えします。庁議の議題の決定については、庁議構成員から提案されたものについて、一旦総務部長が調整を行った上で庁議に付しております。庁議の場では重要事項について意見交換は行いますが、庁議は意思決定機関ではありません。  3点目についてお答えします。私が庁議に対して臨むことは二つございます。一つは、縦割り組織の垣根を越えた意見交換。2つは、重要事項についての問題意識及び情報の共有。さらには、必要な情報、方針の部下への徹底です。  4点目についてお答えします。会議録は、庁議の庶務を担当する経営企画課が要点筆記にて記録を作成していますが、政治的判断に関する事項や特定の市民の生活に直接影響を与えるような政策に関する議論などもあることから、一般には公表いたしておりません。また、全職員に対する周知は必要と判断されるものについて、庁議構成員から所属する職員に伝達するよう周知徹底を図っております。なお、結果概要の公表についても会議録同様行っておりません。  5点目についてお答えします。国民健康保険税率の改定については、事務執行における責任の明確化もあることから、所管である市民国保課で検討を重ねた上で、事案決裁規程に基づき最終的な決裁をいたしております。庁議は、事務執行に関する決裁の場ではないため、今回の国民健康保険税率の改定は最終的な決定のみが庁議に報告されたもので、庁議設置の目的に反するとは考えておりません。 384 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 385 ◯議員(5番 奴間 健司君) それでは、まず特定健診の問題ですが、先ほどの答弁で昨年度の受診率は28.6%、率にすれば現時点で恐らく23.5%ぐらいじゃないかと思いますが、35%を達成するためには1,165人程度、さらに受診をお願いしなきゃいけないという状況だと思います。そこで、最初に市長にお伺いしますが、35%は達成できそうでしょうか。手応えをお聞かせください。
    386 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 387 ◯市長(中村 隆象君) 何とか達成するべく、必死の思いで、あの手この手でやっております。 388 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 389 ◯議員(5番 奴間 健司君) ぜひこれ、目標を超過達成するように、私も頑張りたいと思いますが、ちょっと画面をお願いいたします。  これは、福岡県内60市町村の受診率を左から高い順に並べたもので、一番左、断トツに高いのが久山町で64%、第2位が大刀洗町、第3位が広川町でいずれも50%を超しています。最も低いのが大川市の19%となっています。古賀市は県内第49位、赤い棒グラフのところで県平均の30.4%を下回っています。仮に35%を達成しても大体半分ぐらいの位置になります。画面を戻してください。  市長、こういった県内の比較だけなんですけども、この現状をどう受けとめていらっしゃるでしょうか。 390 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 391 ◯市長(中村 隆象君) 本当に健診を受けていただきたいと思っておりますけれども、なかなか御理解を得られないということは、私の力不足もあり遺憾に思っております。しかしながら、これは釈迦に説法でございますが、特定健診自体が目的ではなくて、特定健診をして治療、あるいは生活指導を行う必要のある人を特定すること、そしてそのことを行うことによって健康を維持していただき、ひいては医療費削減に資するということが目的であります。ですから、もう一つの考え方としましては、医療機関には特定健診は受けていないけれども、さまざまな治療でいろんなデータがあるはずでございます。そういうものをですね、いただくようにこれからちょっといろいろお話をしていきたいと思っております。そういうものがいただければですね、ほぼ特定健診を受けていただいたのと同じ効果があるわけでございまして、それをもとにして治療、あるいは生活指導、健康運動をしようとかいろんなものに結びつけていくことができれば、基本的な健康増進という目標には資するものと考えております。 392 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 393 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私のタイトルにありますように、特定健診は確かに目的ではなくて一里塚であると。ただ、一里塚を越さないとですね、目的には達しないということは、ちょっとそこに集中したいと思うんですが、先ほど見ていただいたクラブを見て、私は真っ先にですね、久山町は5月にお邪魔したので、大刀洗町と広川町に電話をしました。会ったこともない担当の保健師さんだったですが、非常に丁寧に説明してくれました。特別なことはやっていませんよと。共通したことは、保健師さんや事務職員の方が地道な訪問活動を行ってると。しかも、訪問活動の時期は途中ではなくて、集団健診申し込み時点からもう始めてますよと。そしてまた、5年間受診していない方は全員訪問をかけています。こういったお話だったんです。ぜひ、こういった受診率の高い地域での取り組みを直接学んだらどうかと思うんですが、市長いかがでしょうか。 394 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 395 ◯市長(中村 隆象君) 実は先ほどの答弁でさらっと流しましたので、若干詳しく説明いたしますと、訪問による受診勧奨につきましては、国保会計で負担をいたしまして、嘱託職員を1人お願いして、電話あるいは訪問による受診勧奨を行っております。 396 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 397 ◯議員(5番 奴間 健司君) やはり臨時でとなると、古賀市のことをある程度知ってる方であってもですね、日ごろのおつきあいが大事だと思うんですね。大刀洗とか広川では、訪問しても気軽に玄関を開けてですね、ああもう健診の季節が来たんですねとか、電話してもですね、結構ですってがちゃんと切るんじゃなくて、かなりお話を聞いてくれるということでございました。古賀市ももちろん頑張ってるんですが、ちょっと指摘したいのは、またかと言われるかもわかりませんが、昨年度だけ見ると、予防健診課に本来配置されている正規保健師は7人なんですが、たまたまおめでたが集中しまして、昨年夏以降3人の方が産休に入りました。そして、補充されないまま、いわゆる実働人員3人減という状態であります。私、やっぱり十分な訪問活動を展開するだけの体制が、まだ未確立であると。これは、保健師を拡充するという以前の問題だと思うんですが、市長いかがお考えでしょうか。 398 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 399 ◯市長(中村 隆象君) 保健師も一番手薄なところから徐々に復帰しております。それともう一つはですね、保健師も大事な役割を担っておりますけれども、今回、受診率を上げる一つの方策として、数名の区長さんにおいてはですね、回覧までしていただいております。そういうこともですね、日ごろやっぱり信用のある、なれ親しんだ人からの勧誘ということで、そこそこの効果が上がっている、あるいは上がるものと思っておりますので、あの手この手で勧奨をしてまいりたいと思っております。 400 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 401 ◯議員(5番 奴間 健司君) 体制の問題っていうのはやっぱり、訪問活動っていうのは町の中に出かけていく職員、公務員、もちろん市民は積極的に受診してほしいんですけど、やっぱり出かけていく公務員の姿っていうのが、私は大事なのでちょっと今指摘をしまして、しかもこれは保健師だけの問題を言ってるんじゃないというところがですね、今指摘をさせていただきました。  もう一つですね、受診率が高い自治体の共通した特徴があったんですが、それは自己負担金が無料、あるいは500円というところが多かったということです。ちょっともう一度画面をお願いいたします。  この久山町はもちろん無料なんですが、大刀洗町はですね、3年間500円だったんですが、町長が決断して無料にしたそうです。しかも胃がん、肺がん検診も無料にしたと。そうしたところ、びっくりするような高血圧の町民がですね、検診に来た。あるいは何人かがんも発見されたということで、ちょっと言葉は乱暴なんですが、町長さんはもう十分もとはとったというふうに評価されたそうです。古賀市は1,500円から始まり、2014年度から1,000円、実は県内でこの棒グラフの中の黒い、これは市の中でちょっと調べたんですが、黒いところ、わずか6カ所ぐらいの市だけがですね、1,000円で、古賀市はそのグループに入ってるんです。そして、受診率が低いグループに1,000円のところが集中してるわけですね。1,000円でも高いところもあります。ですから、この近辺で言うと福津も新宮も宗像も500円となっています。何で古賀市はこういうことだけ早く走っていくのかと思うんですが、ちょっと画面を戻してください。  やっぱりこれは大きな影響はあると思うんでですね。例えばですよ、来年から3年間限定で自己負担を無料にしますと。もし受診率が50%を超せば、自己負担ゼロを継続しますよ、こういったですね、ちょっと大胆なキャンペーンを展開したらどうかと思うんですが、市長いかがでしょうか。 402 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 403 ◯市長(中村 隆象君) 御意見として伺いたいと思いますが、庁内でもこの件については議論をしております。賛否両論ございます。もう一つはですね、既に医療機関にかかってると。そこでもう検査してもらってる。それにはもうコストもかかってるんで、今さらという方も結構いらっしゃるようでございます。ですから、そういう方についてはですね、それこそ先ほど申し上げましたように、じゃあ、その病院で検査されたデータをいただければ検診を受けていただく必要はないと、ないとも言い切れないかもしれませんが、かなり受けていただくのと同等の効果があるということを含めて検討してまいりたいと思います。 404 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 405 ◯議員(5番 奴間 健司君) 1,000円の市が圧倒的に少数派であると、古賀市はそこに見事に入ってるっていうこの現状を市長はどう思いますか。 406 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 407 ◯市長(中村 隆象君) 私個人的にはですね、命の値段が1,000円から500円になったことでね、どうしてそんなに変わるのかなと思いますけれども、その辺のところはまだもう少し庁内で議論してまいりたいと思ってます。 408 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 409 ◯議員(5番 奴間 健司君) 仮に1,000円を無料にしてもですね、古賀市の実績ではわずか300万円程度の市の負担増です。これで仮に受診率が上がって、生活習慣病対策が進めば、私は安いものだと思います。古賀市はいろいろ、高齢者のインフルエンザの注射とか、先ほどの2時間短縮とかですね、何か余りほめられないところで先に走ってですね、やっぱりいいところで本当は先頭を走っていただきたいんですよ。ぜひこれは、受診率アップには思い切った対策が必要だという観点からお尋ねしてるんですが、市長の気持ちをもう一度お聞かせください。 410 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 411 ◯市長(中村 隆象君) 他市の状況ももう少し詳しく見させていただくとともに、もう一回さらに庁内でこの件については検討を深めていきたいと考えております。 412 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 413 ◯議員(5番 奴間 健司君) 早く最下位グループを脱出するようですね、積極的にお願いしたいと思います。  ちょっと画面をお願いいたします。既にちょっと市長から紹介していただいたんですが、このスライドは私が住んでおります花見東2区の8月に回った回覧でございます。区の受診率実績が30%であること、そして、今年の市の目標が35%であること、そしてさらに、医療機関はどういうところが受けられるかっていうことを大きくプリントしていただきまして、ちょっと区長さんとも相談して実現した回覧であります。9月、10月、11月と第2弾、第3弾、第4弾を考えようということで、こういったことが実現したわけでございます。  画面を戻してください。どうですか、こういったことを市長は、区長会に出るお立場ですから、これをさらに全市に広げていくということに力を入れていただきたいと思うんですが、いかがですか。 414 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 415 ◯市長(中村 隆象君) 従来から何回もですね、しつこいくらい特定健診の受診勧誘については、区長会で区長さんにお願いしております。その甲斐あってこのような取り組みまでしていただいてることについては、大変感謝いたしたいと思いますので、制度としてやるのではなく、さらにこの活動をですね、他の区長さんもやっていただくようにこれからもお願いしてまいりたいと思います。 416 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 417 ◯議員(5番 奴間 健司君) 区長さん、最近市長はいろんな場で健診率を上げてくれと、健診に行ってくれと、耳にたこができるぐらい聞かされると言ってました。ただ、本音としては、何回も言われてもですね、じゃあ、どうしたらいいのかという手段がなければ、何やっていいかわからんと。いろいろ知恵を使って、こういう回覧であればすぐできるよということで広まったんだと思う。そこで、各課との連携ということも通告してたんで、本来はこういったアイデアというのは、区長さんたちと日ごろから接しているコミュニティ推進課、この現場でですね、区長さんこんなことをしてみませんかという、そういった相談が起きてもしかるべきだと思うんですが、市長、どうですか。予防健診課とか、市民国保課だけじゃなくて、コミュニティ推進課も含めてですね、取り組むという点ではいかがでしょうか。 418 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 419 ◯市長(中村 隆象君) 当然関係するあらゆる部署でですね、知恵を出し合ってやることが一番いいと考えておりますので、今後ともいろんな人の知恵をかりながら、この問題解決に当たっていきたいと思います。 420 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 421 ◯議員(5番 奴間 健司君) こういうわかりやすい取り組みというのはあっという間に広まるんで、私も頑張りますが、区長会等を通じて具体的な手段をぜひ提示していただきたいなと思います。  ともかく集団健診が終わりまして、あとは医療機関のみとなりました、11月まで。2015年度は約600人弱ですが、医療機関で健診を受けております。今年は800人を目指してると思うんですが、1病院で最も受診が多かったのが中央公民館前のかい外科・胃腸科クリニックでした。早速院長先生のところに飛んで行ってお話を聞きましたら、市長がおっしゃったように、これも言葉が適切かどうかわからないんですが、いわゆる隠れ受診者ですね、特定健診を受けてないけども、年2回ぐらい定期的に検査を受けている、こういった方がいますよと。この実態をぜひまず把握してほしいというアドバイスをいただきましたが、その辺の実態把握の努力はされてるでしょうか。 422 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 423 ◯予防健診課長(中村 由果君) 現在、特定健診を受診をしていない方でも、定期的に医療機関で治療を受けているっていう方については、そこで受けられている血液検査などのデータを予防健診課のほうにいただくことによって、保健指導につなげるというような取り組みをさせていただいております。まだ広く皆さんに御承知いただいてないような内容ですけれども、今後、そういったこともできるんだよというようなことを周知いたしまして、皆さんにも御協力をいただきたいなと思っております。 424 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 425 ◯議員(5番 奴間 健司君) これは、本当にこういった公の場を使ってですね、市内の医療機関の先生方にもぜひ協力をお願いしたいんですが、ポスターとかの掲示も大事かと思います。ただやっぱり肝心なことは、例えば血液検査の結果だけを出せばいいのか、あるいはこの人はもう健診を受けたとみなしてもいい人ですよっていう報告しさえすれば、カウントされて受診率につながるのか、その具体的なことをですね、極めて面倒も伴いますので、そういったことをぜひきめ細かくお伝えしていただきたいと思うんですが、そういう実例ってもう既にあるんでしょうか。いかがですか。 426 ◯議長(結城 弘明君) 予防健診課長。 427 ◯予防健診課長(中村 由果君) 昨年度から試みを始めておりますので、昨年度で40件ほどそういった情報提供をいただいております。今年度も医療機関のほうに積極的にこの方法の周知を図りまして、今年度できれば昨年度を越えるような情報提供をいただければというふうに考えております。 428 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 429 ◯議員(5番 奴間 健司君) ここが最後の頼みの綱なので、ぜひ力を入れていきたいと思います。  次に、健康寿命の件なんですが、今回初めて健康寿命が男性で79.84、女性で84.44というのが明らかになりました。この算出に努力していただいた職員の方に敬意を表したいと思いますが、市長、この古賀市の健康寿命の数字を聞いてどんな感想をお持ちでしょうか。 430 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 431 ◯市長(中村 隆象君) 従来から男性9年、女性10年という国の一つの指針がありましたけど、どうも私が実際見聞きしている実感からは遠いなと。平均で10年ということは、20年の人もいるわけで、ちょっとそれはいかがかなと思っていたところで、より私の実感に近いデータが出たんではないかと思いますが、私が想像してたよりは短いなと思っております。もっともっと頑張っていきたいなと思っております。 432 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 433 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっとここで画面をお願いしたいと思います。ちょっと回答を初めて聞いたんで戸惑いがあるんですが、これはですね、長野県松本市、十二、三年前から一貫して取り組んでるところのデータなんですが、最新データが女性の健康寿命84.21、男性が79.51なんですが、古賀市はいずれも松本市の健康寿命を上回ったデータが出ていて、ちょっとこの後のシナリオが狂っちゃったんでですね、あれなんですが、これは多分ですね、松本市の市長も言ってました。計算方法で他市と比較する意味はほとんどない。むしろ、自分の町がスタートラインを決めて、同じ計算方法でどう推移するか、そこに関心を持ってくださいというお話だった、多分それで間違いないと思うんですが、これはちょっと部長か課長のほうがいいのかわかりませんけど、いかがでしょうか。画面を戻してください。 434 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 435 ◯保健福祉部長(青谷  昇君) 古賀市で健康寿命を算定しまして、私も非常に興味があって、関心があったところでございますが、今回、比較ということでいきますと、やはり他市との比較は純粋にやっぱりできない部分がございますので、古賀市の推移を見る中で、古賀市が今後取り組む課題とか、そういうところで反映していくことにはなるんじゃないだろうかということで見ております。 436 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 437 ◯議員(5番 奴間 健司君) そこで松本市に学ぶんであれば、やっぱりこういったことを後期基本計画にですね、健康寿命の延伸を目指すということを明確にですね、うたう必要があると思うんですが、先ほど記述を検討するとか、ヘルスアップ計画には指標として盛り込むということで、何かちょっとまだあいまいな感じがいたします。  例えば、この近くの粕屋町では、今年3月に策定したデータヘルス計画の中に、2013年度から保健師の地区担当制を導入したということがわかりました。それから、近々視察に行くんですが、岐阜県多治見市の総合計画、これは市長の任期に合わせて8年計画を立てたんですが、五つの基本的な政策の2番目に地区担当保健師と関係団体が協力して健康寿命の延伸につなげると明確に言ってるんです。目標だけじゃなくて手段も明確に記述をしております。古賀市もやっぱり十分その辺を考えて、きちんとうたうべきだと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 438 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 439 ◯市長(中村 隆象君) 策定途中でありますので、ただいまの御意見は貴重な参考にさせていただいて、今後庁内で議論をしてまいりたいと思います。 440 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 441 ◯議員(5番 奴間 健司君) 議会では、後期基本計画を聞くと必ず策定途中なのでという答弁がありました。私はやっぱり率直に申し上げて、ちょっと今日は思い切ったことを申し上げたいんですが、前期基本計画の総括を見ても、極めて中身はまだぼんやりとした印象を持ちました。後期基本計画の策定は盛り上がってるとは思いません。本来、来年度の予算編成が10月、11月と始まります。そうなるとですね、じゃあ何をもとに予算編成をするのかなという疑問を持ちます。そこで思い切った意見というのは、この際、後期基本計画の来年4月からのスタートを1年程度おくらせる。その間に改めて市の方向性を議論し、実施していない市民アンケートによって市民の評価を広く聞く。いわば急がば回れが最善の策ではないかなと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 442 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 443 ◯市長(中村 隆象君) 突然の御提案なのでちょっと即答はできかねますけども、今までのタイムスケジュール感でやっておりますことと、混乱しないような形でやりたいと思います。 444 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 445 ◯議員(5番 奴間 健司君) 突然といいますが、私はもうかなり去年からですね、この検証と後期基本計画の骨格は、来年度予算編成の時期にはもうできてなきゃいけませんよ、だから、夏は思い切って汗流して、頑張って議論してくださいって申し上げたんだけど、いまだにですね、後期基本計画は策定中なのでという答弁しかなかったんですよ。やっぱり私は、これはあまりいい状態ではないな、職員の中で盛り上がってない。もう少しモチベーションを上げるためには時間が必要だという観点で申し上げてるんですが、もう一度答弁をお願いしたいと思います。 446 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 447 ◯市長(中村 隆象君) 1年ずらすということについては、今日初めて伺ったような気がいたします。今後、庁内でそのことについては議論してまいりたいと思います。 448 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 449 ◯議員(5番 奴間 健司君) この点は、今日初めてかもわかりませんけど、古賀市は今それが必要なぐらいの状態ではないかなということ指摘をしておきたいと思います。  次は、ちょっと大きな2番目の庁議なんですが、恐らく市民のほとんどの方は庁議と聞いてもですね、御存じない方が多いと思うんですね。今回、そのことを広く知ってもらうだけでもありがたいんですが、もう一度ちょっと改めて市長にお尋ねします。庁議は、市長にとってどのような意味がありますか。また機能していますか。どうでしょうか。 450 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 451 ◯市長(中村 隆象君) 繰り返しになりますが、市長の意思決定を補佐する及び各部門の相互調整といいますか、情報交換、問題意識の共有ということに主眼があると思いますし、現在、その庁議は機能しているというふうに考えております。 452 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 453 ◯議員(5番 奴間 健司君) 市長、庁議は何か決める場所じゃないという認識をお持ちのように思うんですが、間違いないですか。 454 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 455 ◯市長(中村 隆象君) はい、意思決定機関ではございません。意見を聞くことはございます。 456 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 457 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっとここで画面をお願いしたいと思います。これは、庁議とはということで、さっき市長が答弁されたんですが、古賀市の規程がございまして、そこでうたってる中身でございます。赤字で書いたのがポイントなんですが、基本的重要施策の策定に関して、審議、調整及び協議を行い、市長の意思決定を補佐する。庁議は、審議することは行政運営の基本方針及び重要施策に関する事項と定めてるわけですね。ですから、市長が意思決定、つまり決裁です。だけど、決裁する上で補佐する意見としてはやっぱり庁議で議論して、何らかの決定、結論を得る、これはこの規定を読む限り、そう解釈できると私は思うんですね。  ちょっと画面を戻してください。決定機関じゃないという認識は、ちょっとこの庁議の規定に照らしてもいかがかなと思うんですが、市長、どうでしょうか。 458 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 459 ◯市長(中村 隆象君) 決定機関であるということはですね、具体的に言えば、例えば、これは部課長が入ってますけども、庁議のメンバーをさらに限定して、あるいは多数決で決めるとか、そういうことになると思いますが、そういうことは全く考えておりません。いろんな意見が出て、それを市庁内で判断して、最終的に意思決定する、これが古賀市の庁議のあり方であり、正しいと思っております。 460 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 461 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっともう一度画面をお願いしたいんですが、2番目のところにですね、庁議には審議事項を積極的に付議すると、そして、さっき総務部長がっておっしゃいましたけど、規程にはですね、総務部担当副市長、つまり横田副市長が提案されたものについて、市長と協議して庁議に付議するとなってるんです。総務部長じゃないですよ。そして、大事なことはですね、庁議構成員は、庁議において決定した事項で必要と認める者は、いわゆる自分たちの所属する職員に伝達するって書いてあるんですね。庁議において決定した事項でという表現があるんですよ。  ちょっと画面を戻していただきたいんですが、ですから、やっぱり庁議は何も決めなくていいってことじゃなくて、市長の最終的な決裁を補佐するっていうのは変わりがないんですけど、やっぱりそれぞれの重要施策について協議、調整して、庁議としての決定をするっていうやっぱり機関で、何も決めない会議ではないと。私はこの規程を読む限り読み取れるんですが、市長、いかがですか。 462 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 463 ◯市長(中村 隆象君) 細かい表現になって恐縮でございますが、一旦総務部長が調整を行った上でということで、最初に調整を行うのは総務部長でございますので、その後、横田副市長が最終的な調整を行うというふうに御理解をいただきたいと思います。  それから、庁議の場では決定事項を市長が申し渡すこともございます。それから、議論を重ねた上で最終的に多数決によらず、市長が決定をして、これを全員に徹底するということもございます。 464 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 465 ◯議員(5番 奴間 健司君) ちょっと画面をお願いいたします。ちょっと具体的に見たいんですが、情報公開開示請求で、これは古賀市の今年7月15日の庁議の議事録でございまして、いろいろ報告事項とかがあるんですが、肝心なところは付議事項というのがあるわけですが、ここに3点、多分見えにくいと思うんですけども、決算見込みについて、参議院選挙の投票率について、マスタープランについて、3点が付議されております。こういったことをいろいろ議論したんだろうけども、議事録を見る限りではどういう意見が闘わされて、どういう結論に至ったのか、決定をしたのか、庁議としてですね、というのはこれからは読み取ることができなくて、全体としては情報共有の場かなという印象を強く抱きました。ちょっとあけすけに庁議の議事録まで出しましたけど、私の持った印象はそんなことなんですが、市長、いかがでしょうか。 466 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 467 ◯市長(中村 隆象君) 情報の共有、あるいは問題意識の共有ということは非常に大切だと私は思っております。日常の業務の中では、各部長は自分の部門のことに専念して、他部のことまで聞いたり見たりする機会はほとんどございません。ですから、この庁議の機会に、他部門でも今現在問題意識を持たざるを得ないようなことをですね、全部長、関係課長が共有するということは非常に大切だと私は思っております。 468 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 469 ◯議員(5番 奴間 健司君) そこでもう一つ、具体的な問題に入っていきたいんですが、先ほど国民健康保険税の問題については、ちょっと書きとるのが何か難しかったんですが、事務執行の問題で決裁の場ではないから議題にしなかったというような趣旨のような答弁だったと思います。いずれにしても、この大きな問題は庁議には一切諮らなかったということは事実のようであります。また、市長にしてみれば、庁議の決定を意思決定の補佐として役立てるということもなかったと私は理解しています。  そこで、私はこう思うんです。これだけ大きな負担増をもたらす重大な決断なので、本来は国民健康保険税改定について市民部長が提案書をつくり、総務部長を経て横田副市長は市長と協議した上で庁議に付議すると。どの程度の負担が適切なのか、本当にこの時期は必要なのか、慎重に検討して決定をする。そして、その決定を受けて市長が最終的な決裁として諮問をするという決断をする。こういうのがですね、やっぱり本来の民主主義の機関決定じゃないかと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 470 ◯議長(結城 弘明君) 市長。
    471 ◯市長(中村 隆象君) それは、今の庁議のやり方ではありません。庁議では決定はいたしません。庁議メンバーで決定はしません。庁議の内容を踏まえて市長が決定し、それを庁議メンバーに伝えるということでございます。 472 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 473 ◯議員(5番 奴間 健司君) 庁議の記録を見てたら思わぬことがちょっとわかって、今のやりとりとちょっと関連するので、あえて紹介いたしますが、実は昨年7月22日の庁議には、生涯学習センター交流館の使用料についてですね、教育委員会、生涯学習課が付議をしております。当初の案は、300円を通常の部屋については400円にアップするという案がそこで示されました。会議録には、市長が5割増しの450円で検討できないかと意見を述べたと記録をされています。そして、その年の10月5日にもまた再び使用料案が付議されています。市長の意見がきっかけになったのか、最終案は御存じのとおり500円になったわけであります。お尋ねしたいのは、交流館の使用料は付議され、2回に渡って少なくとも議論をしてるのに、1億数千万円を負担をお願いする国保税については全く付議されていない。議論してない。これは一貫性がないと私は思うんですが、どう説明されますか。 474 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 475 ◯市長(中村 隆象君) 交流館の使用料につきましては、教育部局から原案が出されまして、これでよければ決定したいという意向でございました。それに対して、私を初め各部長から異論が出ております。その意見を踏まえてもう一度再度検討するように私が指示をいたしました。その検討の結果を踏まえて、庁議メンバーでもう一度確認した上で、それを最終の案といたしました。健康保険税の値上げにつきましても、庁議の中で市民部長から報告がありました、これでいきたいと。それについては何も意見というか、異論は出ておりません。それをもって私の中では最終決定といたしました。 476 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 477 ◯議員(5番 奴間 健司君) 矛盾するんですが、国保運営協議会ではですね、事務局である市民国保課の職員は懸命にですね、税率改定案を示していました。その中で加入者の負担があまりにも大きくなるというデメリットがあることから、赤字の2年以内の解消という案は無理があると。いわゆる第2案という、2年以内の赤字解消を目指さない案がこの時期は適切であると運営協議会に提案しています。市長にもう1回お尋ねしますが、じゃあ、そのとき担当職員が進めていた案については、市長は了承していたのでしょうか。 478 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 479 ◯市長(中村 隆象君) 担当職員と私が直接ですね、間に人を入れずに相談したということはありません。部長、副市長同席の上で、みんなで議論をした上で最終決定をいたしております。 480 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 481 ◯議員(5番 奴間 健司君) 最終決定を聞いたんじゃなくて、途中の段階では2年以内の赤字はあまりにも大きな負担をもたらすデメリットがあるので、その案はとらないと提案してたんです。その案については、市長は了解してたんですかって聞いてるんです。いかがですか。 482 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 483 ◯市長(中村 隆象君) それは了解したということになるとおかしいことになりますから、それは了解しておりません。案として聞いた覚えはあります。そういう案もあるけれども、こういう案もあると。そういう中で議論を重ねて、私が最終的に決定をいたしました。 484 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 485 ◯議員(5番 奴間 健司君) ことしの1月、市長は、財政課との協議で2015年度の赤字の半分を法定外繰り入れするという決断をされています。結果的にはそれと引きかえにですね、2年以内の赤字解消となる税率改定案になったわけであります。その結果、当初担当職員が進めていた案よりも、法定外繰り入れしてもなおかつ高い改定率になってしまったわけです。市長にもう一度お尋ねします。担当職員が本来デメリットであると言っていたものを強いることになったわけでありますが、市長は結果的に市民のほうよりも、例えば県のほうを向いて、2年以内の赤字解消を優先したのではないかと私は推察するんですが、いかがですか。 486 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 487 ◯市長(中村 隆象君) 結果的にですね、そういう御批判を受けるのはあえて受けたいと思います。しかしながら、これは何度も申し上げますけども、担当者、あるいは課長が直接私と1対1で話をして決めるようなことはございません。間には部長がおり、副市長もおります。みんなで検討しながら、その案をどちらにするかという案を決定したわけで、最終的に私が決定しました。 488 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 489 ◯議員(5番 奴間 健司君) 交流館の使用料もしかり、国保税もしかり、担当が、一番市民と前面で接している職員が考えた案よりも高い負担を市民に強いる結果になってるんです。市長は、水道料金の3割値下げなど、市民の負担をできるだけ軽くするということを繰り返しおっしゃってました。しかし、交流館の使用料も国保税も、担当課が考えていた案よりも高いものを市民に押しつける選択をしたわけですが、どう説明されますか。 490 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 491 ◯市長(中村 隆象君) それぞれの料金設定には、それぞれの考え方があると思います。今回の交流館の料金の改定に当たりましては、建設費は全額市が負担する。運営費の半分を市が負担する。運営費の半分は利用者に負担してもらいたいという大原則の中で議論をしてまいりました。その原則に合わない案が最初は出てきたように思います。その中で、庁議の中でもいろんな意見が出たものをまた持ち帰りまして、教育部が改定案をつくった。そのことについて皆さんの意見を総合して、私がそれを了承したということでございます。 492 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 493 ◯議員(5番 奴間 健司君) 国保税に関する市民の苦情等が、9月1日時点で430件に上ったと。この件は、実は昨日、読売新聞で報道をされております。苦情等が殺到する中で、市民国保課の大切な職員がダウンし、一時お休みすることになってしまいました。私は、決してそれは職員個人の責任ではないと思っています。そもそも運営協議会の説明過程と異なる、自分たちが自分たちでデメリットだと言っていたような負担をお願いするしかなくなっちゃったと。そういう苦しい状況のもとでですね、そういった事態が起きたんじゃないかと思う。やっぱり市長に責任があると思うんですが、市長、どう受けとめますか。 494 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 495 ◯市長(中村 隆象君) ちょっと細かい点でございますが、訂正をお願いしたいのは、430件は全部苦情ではなくて、苦情と思われるものは延べ100件、あとのものは通常の国保料金改定のときに必ずある問い合わせというふうに私どもは理解をしております。  それから、最終的に市長に責任があるというのは、もうおっしゃるとおりでございます。このような決断をして非常に市民に負担をかけた、大変申しわけない。しかしながら、それも一つの苦渋の決断であったと私は思っております。今後、さらに努力して、少しでも市民の負担が軽くなるように頑張っていきたいと思います。 496 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 497 ◯議員(5番 奴間 健司君) もし庁議でですね、国保税改定案について、原案といいますか、案が出され、何回かにわたって徹底的に議論していればですね、国保加入者の負担を考慮する案が選択され、事態も変わっていたと思います。現場にいる職員全員も含めて、市長の決裁が理解されるのであれば、堂々と自信を持って市民に説明できたと思うんです。いずれにしても庁議に付議し、とことんそこで議論しなかったのは大きな間違いであったというふうに指摘をしたいんですが、認められるでしょうか。 498 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 499 ◯市長(中村 隆象君) それは、私と奴間議員の意見の相違だと思います。 500 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 501 ◯議員(5番 奴間 健司君) 私はもう本当にですね、市民生活にかかわりの強い増税が、こんなプロセスで決定されたということに強い怒りと不信感を覚えております。庁議は、市民のために機能しなかったと思っています。こうした経過を実は十分把握しないまま3月議会で附帯決議をつけたとはいえ、国保税改定案に賛成し、可決したことについて、私は率直に自分自身反省しております。市民の方に申しわけないという気持ちでいっぱいであります。そこで、市長にもお尋ねしたいんですが、市長の気持ちの中には反省の気持ちはあるんでしょうか、ないんでしょうか。お尋ねします。 502 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 503 ◯市長(中村 隆象君) 反省ということとはちょっと違うと思います。苦渋の決断で大変申しわけないと思いますけれども、今回の国保税の改定の中に一定の考え方があり、やむを得ずそういうことをお願いするという決断は、私の責任でいたしました。市民の御批判が強かったということは、今後の業務の中でぜひとも貴重な体験として生かしていきたいと思っております。 504 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 505 ◯議員(5番 奴間 健司君) 苦渋の選択の中でも、もう少し国保加入者に配慮した税率改定が選べたんじゃないか、端的に言えば、法定外繰り入れをした上で職員が運営協議会で進めていた第2案、これを実行してればもう少しですね、負担は軽く済んだんです。そういうきめ細かな議論、選択をせずにやってしまったというのが大きなミスだったと思うんですが、それでも市長、変わりませんかね、御意見は。 506 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 507 ◯市長(中村 隆象君) 私はですね、そのようなきめ細かな選択は、市民国保課、市民部長、ラインで言えば横田副市長、私、その間の議論の中できちっとなされるべきであったと思います。これは、庁議メンバーで議論するかどうかというのは、それはどちらかわかりません。庁議にかけていれば違った選択が出たというのは、奴間議員の御意見でございますが、私は必ずしもそうは思いません。 508 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 509 ◯議員(5番 奴間 健司君) 多分、全く考え方の違いだと思うので、やっぱり庁議は機能しなかった。市長の最終的な決定に補佐するという本来の役割を、私は今回は発揮しなかったと思っております。  ところで、市長は、9月1日の本会議で国保税改定についてですね、特に若い方、働いてる方、子育て中の方の負担が本当に心苦しいと、何とかしたい。こうおっしゃったんですね。医療費を抑制するしかないが、あらゆる手段を考えて負担を少なくするよう努めたいと。あらゆる手段を考えて、負担を少なくするよう努めたいと明言されたんです。この言葉に偽りはないでしょうか。 510 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 511 ◯市長(中村 隆象君) あらゆる適切な手段でございますが、むちゃくちゃをやってということではございませんが、考えられることは全てやりたいという気持ちでございます。 512 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 513 ◯議員(5番 奴間 健司君) 補正の特別委員会で、市民国保課長が、市長からこの件について調査研究を指示されたということが確認できました。ただし、一課長では私は荷が重いと思います。こんどこそ庁議でですね、じゃあ、どういう手段で負担を軽くできるのか、これを付議してですね、議論していただきたいと思うんですが、いかがですか。 514 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 515 ◯市長(中村 隆象君) 申しわけございませんが、その辺のやり方についてはお任せいただきたいと思います。 516 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 517 ◯議員(5番 奴間 健司君) どういう結果になるのか、また見守っていきたいと思うんです。  もう一つ、国保税改定について議会は決議をつけたんですが、市民に対する直接の説明会、一方的なお願いとか連絡ではなくてですね、直接意見を聞く、そしてそこで市長自身が議論する、担当職員が窓口で四百何十件って、百件だとか何とかいいですよ。苦情等って言ってるんですよ、それは。そんなの関係ないんです。市長が直接市民の声を聞いて議論する。そういった直接説明会を全くやろうとする気がないそうですが、本当ですか、市長。いかがでしょう。 518 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 519 ◯市長(中村 隆象君) 直接話すという形はいろいろあると思います。ここでですね、苦情はもうかなり手紙でも受けておりますし、よくわかっておるつもりでございます。ですから、今のところ、直接まだ、市民と申しましても1万3,500人の被保険者の方々であろうと思いますが、そういう方と今は直接対話しようということは考えておりません。ただ、金輪際しないということではありません。必要性がある、有意義であると考えたときには行いたいと思います。 520 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 521 ◯議員(5番 奴間 健司君) 現在自治基本条例策定に向けた議論も進められています。しかし、前期5年間の検証の際にも、市民の意見を聞こうとしない、地方創生総合戦略づくりの過程でも、市民参画の場は結果的につくらなかった。パブコメだけだった。そして、この国保税改定問題でも四百何十件というこのこと自体だってふだんないことだと思います。これもせっかくのチャンスがあるのに、これを生かしてですね、市民共働のまちづくりができるのにもかかわらず、なぜ一歩を踏み出さないんでしょうか。これで本当に共働のまちづくりが進むんでしょうか。市長、お答えください。 522 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 523 ◯市長(中村 隆象君) 今後、よりよい共働のまちづくりのやり方について考えていきたいと思います。 524 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 525 ◯議員(5番 奴間 健司君) 市民の声も聞かずにですね、後期基本計画を慌てて文章だけつくったって、私は展望がないと思います。ここで思い切って、1回立ちどまってですね、本当に古賀市はどういう方向へ向かうのか、市民の声を真摯に聞く、このために1年間延ばしてでもですね、進めていただきたいということを申し上げて、終わります。 526 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、奴間健司議員の一般質問を終結いたします。             ────────────・────・──────────── 527 ◯議長(結城 弘明君) これにて、本日の一般質問を終結いたします。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                        午後4時16分散会             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...